盛大に新春賀詞交歓会開催、総合展成功に向けスタート

組合は2025年1月10日、大阪市中央区のスイスホテル南海大阪で新春賀詞交歓会を開催し、約490名が参集して賑やかに新年の門出を祝った。

はじめに木澤利光理事長が年頭の挨拶に立ち日頃の事業運営に感謝の言葉を述べ「昨年は能登半島地震や羽田空港での衝突事故など衝撃的な出来事で年が明けた。本年は大きな災難もなく穏やかなスタートで新年を迎えることができたと思っていたが、この冬一番の最強寒波が襲来し、巷でもインフルエンザが猛威をふるっており、健康管理には十分注意を払わなければならない。世界情勢もロシアのウクライナ侵攻やイスラエル・ガザ地区の紛争など長期化の様相を見せており、政情不安な国も多く、アメリカ・トランプ大統領も就任前から関税の大幅増や過激な発言が目立ち日本にどのような影響があるか非常に気になるところでもある。国内景気も回復基調は維持しているが、円安によるエネルギー資源、食料、原材料などの物価高騰、物流コストの上昇など経営環境は厳しく、現場の動きは活発なものの人手不足が深刻化し企業活動に大きな影響が見られている」と述べた。

続いて、「我々を取り巻く環境は厳しいが、大阪組合では“一企業ではできないことを協働して組合で”とのスローガンのもと団結して活動しており、情報化推進委員会では各組合員企業単位で対応が迫られている請求書電子送付サービスの説明会を開催するなど各種研修事業と福利厚生事業を活発に実施している。また、国土交通省近畿地方整備局と経済産業省近畿経済産業局に赴き、ゼネコン・サブコンの価格転嫁がなかなか進まない状況の改善に向けて陳情を行い、建設業法の改正と両省から得られた情報を全組合員に向けて発信するなど意義のある事業を展開することができた」昨年の事業運営とトピックスを振り返った。

さらに、今年9月11~13日にインテックス大阪6号館Aで開催される「第22回管工機材・設備総合展OSAKA2025」について触れ、「会場各所にポスターを掲示させてもらったが、大阪組合の一大イベントである総合展を9月に開催する。粟井寛儀副理事長に実行委員長をお願いし、総勢29名の実行委員メンバーらと出品者皆様の製品アピールの場となるよう色々と企画している。期間中、夢洲では大阪・関西万博が開催され、交通状況など多少不安もあるが、万博と大阪管材展が一緒に見ることができる機会をチャンスととらえて、大いに盛り上げる展示会となることを期待している。本年も組合の使命を全うし、業界発展に尽力していきたい」と決意を述べ、一層の協力を呼びかけた。

経済産業省近畿経済産業局産業部の鈴木貴詞部長の来賓挨拶に続き、賛助会員を代表しキッツの河野誠社長が「昨年は、パリ五輪やメジャーリーグで日本人選手が大活躍し明るい話題と勇気を届けてくれたが、世界秩序は大きく乱れ、物価、原材料、物流費の高騰や慢性的な人手不足など構造的な課題に直面した一年となった。今年は、いよいよ大阪・関西万博が開催され、異文化交流とイノベーション創出の機会となることを願っている。景況は、デジタル・脱炭素関連など旺盛な市場に支えられ比較的に堅調に推移しているが、世界経済は自国第一主義に舵を取る恐れもあり、我々メーカーは地政学リスクをしっかり見極めてサプライチェーンの確保に努めるためにこれまで以上に柔軟かつ迅速な対応が求められる。9月に開催される大阪管材展を新たなステージに挑戦するステップとなるよう製販の連携を深めていきたい」と挨拶した。

このあと、商工組合中央金庫の樽床晃次執行役員大阪支店長の乾杯の発声で開宴。和やかに新年の挨拶が交わされる中、「第22回管工機材・設備総合展OSAKA2025」実行委員長の粟井寛儀副理事長が壇上に上がり、「メインテーマを『脈々(ミャクミャク)と未来へ継(つ)なげ流体テクノロジー』とした。前回展は194社・団体の皆様に359小間の規模で出展いただき1万5000名超の来場者を記録することができたが、今回はそれを上回る方にご来場いただき、業界の認知度アップを図る展示会にしていきたい。ユーザー団体来場助成金や講演会などのほか、最終日の13日にはタレントをゲストに招いたイベントも企画している。ユーザーだけでなく若い学生の方にも足を運んでいただき、管材業界を広く知ってもらい、万博に負けない展示会にしていきたい」と述べ、出展要請と来場者動員の協力を呼びかけて参加者全員で大阪締めを行い、展示会の成功に向け新たな一歩を踏み出した。

「第22回管工機材・設備総合展」成功めざし本格始動!

メインテーマ「脈々と未来へ継なげ流体テクノロジー」

組合は2025年2月13日、大阪市中央区のホテル日航大阪で「第22回管工機材・設備総合展OSAKA2025」の開催説明会を開いて出品者募集を開始、展示会成功に向け本格始動した。

本展は大阪・南港のインテックス大阪6号館Aで9月11日~13日の3日間開催される。総合展実行委員会(委員長粟井寛儀副理事長)を組織し会合を重ねて開催要項などを決定。前回までの出品者らを中心に広く呼びかけて説明会を開催した。出品の申込締め切りは5月20日(満小間になり次第締め切る)。

今回はメインテーマに「管工機材フェス開幕!!脈々(ミャクミャク)と未来へ継(ツ)なげ 流体テクノロジー」を掲げ、共催団体として大阪ポンプ卸商組合(会長九喜延之氏)と日本能率協会が参画し、後援団体に新たに日本下水道協会が加わり経済産業省近畿経済産業局、大阪府、大阪市、大阪商工会議所、全国管工機材商業連合会など19団体が後援する。

開催会場は前回展と同じ6号館Aを使用し、出展小間数360小間(前回359小間)を予定している。開催時間は午前10時~午後5時(最終日は午後3時)。

大阪展は、東京、愛知の管材総合展ではみられない独自の展示方式として品種別ゾーン展示を取り入れており、今回も引き続きこの展示方式を採用する。来場者から「見たい製品について競合商品・関連商品も含め集中的に見学できる」などとして好評を得ているもので、「管・継手(金属)」「管・継手(合成樹脂)」「バルブ」「住設・空調」「ポンプ」「支持金具・機械工具・副資材」「コンピューターソフト・その他」「公的機関・業界団体」の八つのゾーンを設けるほか、後援団体や大学・学術研究機関なども出展し産・学の新たな出会いの場を提供する。

毎回企画し好評を得ている大学2・3年生を主対象にした「業界研究イベント」を実施し、就職活動を行う学生らと優秀な人材を求める出展企業・組合員との橋渡し的役割を果たし人材確保のサポート活動を行うとともに管工機材業界の魅力を広く発信する。

また、建築・水道・プラント・設備設計などの管工機材ユーザーの来場者増を目的に遠方からの団体来場者(20名以上)らへ「ユーザー団体来場助成金」(1団体当たり上限22万5000円)の実施やタイムリーな話題をテーマにした講演会・セミナーのほか、人気タレントをゲストに招いた若年層向けイベントなども企画し来場者数アップを図っていく。

説明会でははじめに木澤利光理事長が挨拶に立ち「今回は粟井寛儀副理事長に実行委員長をお願いし、昨年秋に実行委員会を立ち上げメンバー全員でアイデアを出し合い企画を進めている。出品して良かったと思っていただける総合展になると確信している。期間中、夢洲では大阪・関西万博が開催されており、会場となるインテックス大阪周辺の混雑状況がどうなるか不透明な状況だが、万全を期して準備を進めていくので万博に負けない展示会となるよう前回展より1小間でも多く出展いただき新製品・技術をアピールする販路拡大の場として活用してほしい」と出展を呼びかけた。

続いて、粟井実行委員長が登壇し「前回展の出品説明会を上回る234名の方に出席いただき皆さんの大阪展に期待する熱い思いを感じている。我々実行委員がなすべきことは、いかに出品社皆様のお役に立ち、一人でも多く来場者数をアップさせていくかに尽きる。管材業界の人手不足が喫緊の課題となっているが若年層にも管工機材の魅力をアピールし業界の認知度向上につなげていきたい」と挨拶した。

さらに、当日出席した実行副委員長(名田篤、束田勝、土井靖士、豊浦栄治郎、濱田武司、一瀬知史、梅原潤也、五十嵐昭彦、小田幹人、安藤晴重の各氏)メンバーの紹介を行い「前回展(2023年開催)は、194社・団体に359小間の規模で出展いただき、1万5298名の来場者を記録することができた。著名タレントによるイベントやYouTube広告などSNSも駆使し、幅広い層に情報を発信し来場者アップを図っていく。出品社と来場者全員が笑顔になる展示会にしていきたい」と意気込みを示し、主な施策を紹介した。

土井靖士実行副委員長と吉田昌広副理事長、展示会運営サポート業務を行うサクラインターナショナルの出口明宏氏から会場設営、搬入出時の注意事項、基礎小間レイアウトイメージ、出品申込方法について説明が行われた。

出品ブースは360小間を予定。出品料金(税抜き)は、1小間出品で30万円、2~3小間で1小間あたり29万円、4~5小間で1小間あたり27万円、6~7小間で1小間あたり26万5000円、8~9小間で1小間あたり25万5000円、10小間以上で1小間あたり25万円。

問い合わせは当組合事務局(TEL06-6531-6385、FAX06-6536-6525、E-mail:kankokizai-osk@pst-osaka.or.jp)まで。

出品申込は組合ホームページ(https://www.pst-osaka.or.jp)で受け付けている。(「管工機材・設備総合展2025」でも検索可能)。

また、総合展開催説明会に先立ち公益社団法人2025年日本国際博覧会協会広報・プロモーション局地域・観光部地域連携課参事の瀬戸口強一氏を講師に招き「大阪・関西万博セミナー」も開催され、国内外のパビリオンの概要や4月13日から10月13日の開催期間中に行われる公式主催イベントの紹介、チケット購入方法について説明が行われた。

第22回管工機材・設備総合展OSAKA2025実行委員 順不同(敬称略)

氏    名 会  社  名
委 員 長 粟井寛儀 粟井機鋼
副委員長 名田 篤 ステンレス管機
束田  勝 ミヤコ
土井靖士 コンサス
豊浦栄治郎 ムサシ
濱田武司 濱田産業
一瀬知史 一ノ瀬
梅原潤也 古林産業機具
五十嵐昭彦 クリエイト
小田幹人 オダコー
木村正和 キムラポンプシステム
安藤晴重 安藤
委員 木澤利光 昭栄
九喜延之 九喜ポンプ工業
古田克弥 昌栄機工
瀬戸邦明 セトバルブ
吉田昌広 ナニワ
多田修三 カクダイ
久門龍明 久門製作所
岡﨑信一 岡崎産業
春日井明徳 春日井
川西雅裕 タカラ通商
小松昌弘 水空間
熊野和久 友工商事
石谷宗重 石谷バルブ製作所
金井敬 リブウェルヤマザキ
岸野真治 三和鋼管
妻鳥光伸 事 務 局
手嶋みち 事 務 局

「請求書電子送付システム(サービス)」説明会を開催

2024年8月22日、大阪市西区の大阪トヨペットビル9階会議室で組合員企業を対象に電子請求書発行システム導入についての説明会を開催した。今回の説明会は、情報化推進委員会主催で行われ、リアルのほかZOOM視聴も併せて約75名が参加した。

説明会に先立ち木澤利光理事長が「電子帳簿保存法改正によりインボイス対応や電子取引データ保存が原則義務化され、10月からは30年ぶりに郵便料金が値上げとなる。人手不足や職場環境の改善など課題が山積する中、業務効率の改善を図るためデジタル化は避けては通れない。アンケート調査でも請求書の電子化を検討しているとの声が多くあり、組合としてできることはないかと考えて複数業者と交渉し、今回、システムサービス会社2社をご紹介させていただくこととなった。価格面などでメリットがあるかと思うのでこの機会に理解を深めて検討していただきたい」と挨拶し、情報化推進委員長の粟井寛儀副理事長が趣旨説明を行った。

説明会では、ラクスが提供する請求書発行クラウド「楽楽明細」とインフォマートが提供する企業間帳票類電子化サービス「BtoBプラットフォーム」についてそれぞれのセールス担当者から製品の主な機能と導入した場合のメリット、サポート体制などについて実際の請求書発行の流れに沿ってシステムイメージを交えながら説明が行われた。

パソコン講習会開催

今年度も2024年10月から11月にかけてパソコン講習会を開催した。

この講習会は、エクセルやパワーポイントを用いて基礎的操作の習得から日常業務の改善や効率化を図りスキルアップを目指す組合員企業の社員教育の一環として実施しているもので今年度も前回に引き続き一般社団法人大阪卸商連合会と共同で実施した。

エクセルを基本からしっかり学べる「エクセル基礎コース」をはじめ、関数を活用した表の作成や編集、複数シート間での集計など業務効率化に役立つ「エクセル仕事活用コース」、社内会議や顧客への商品説明などに活用できるパワーポイントのスキルを身につける「パワーポイント仕事活用コース」のほか、今回新たに「RPAを活用した業務効率化コース」も開講され、大阪・難波駅近くのウィル大阪なんば大阪オフィスを会場にして11月26日までそれぞれ2日間(各回3時間)、計8講座が行われた(11月25・26日開催の「RPAを活用した業務効率化コース」のみ大阪市中央区の大阪府立産業創造館で開講)。

10月4日に行われた「エクセル基礎コース」には18名が参加し、関数の利用やデータベーステーブル機能、表の書式設定など実務に活用できるエクセルの基本操作を学習した。

「育児・介護休業法の改正」テーマに労務管理実務対策講座を開催

2024年11月26日、当組合会館で「育児・介護休業法の改正と実務対応のポイント」をテーマにした労務管理の実務対策講座を開催した。

この研修会は、当組合顧問で特定社会保険労務士の三島佐智氏が講師となり、ハラスメント防止対策や共働き支援など職場環境の改善につながるタイムリーな話題をテーマに取り上げ定期的に行われているもので、今回は組合員企業の総務・人事労務担当者ら12名が参加した。

育児休業を取得して積極的に子育てに参加したいと考える男性の割合は年々増加しており、共働きを希望する女性は7割以上と高い水準で推移している。社員が充実感を持って活躍できる職場環境の整備が喫緊の課題となっており、通常国会でも育児・介護休業法等が改正され令和7年4月から施行される。性別に関わらず、それぞれの育児・介護といった私生活面での希望に対応しつつキャリア形成と両立できるような体制づくりが企業にも求められる内容となっている。

今回の講座では、育児休業制度の改正ポイントと介護を理由とした離職防止のための事業主の措置義務、雇用保険制度の概要と育児休業の取得義務の拡大と次世代育成支援対策の推進に向けた取り組みについて説明が行われた。

スイーツ&ビアパーティ開催

組合は2024年7月4日、大阪・心斎橋のホテル日航大阪で組合員と賛助会員企業の社員約420名が参加して第36回スイーツ&ビアパーティを開催した。

当事業を担当する福利・厚生委員長の古田克弥副理事長(昌栄機工社長)の司会で進められ、はじめに木澤利光理事長が日頃の組合事業運営に対し感謝の言葉を述べ「若手社員、女性社員の方にも多くご参加いただけるよう少し趣向を変えてスイーツコーナーを充実させるようになって今回で5回目となる。今回は150名の女子社員の方にご参加いただき回を重ねるごとに増えており嬉しい限り。普段、電話でしか接する機会のない相手とも交流を深めれば仕事も楽しくなると思うので存分に食べて飲んで暑い夏を乗り切ってほしい」と挨拶し、“1・2・3・カンパイ!”の威勢良い掛け声で乾杯の発声を行い開宴。

ステージ両サイドに並べられたスフレフロマージュやマンゴーライチムースなどパティシエが腕によりをかけた36種類のスイーツに長い行列ができる中、組合PSTO青年部(会長安藤晴重氏)役員進行によるビンゴゲーム大会も催され、参加者は口いっぱいにケーキを頬張りながら豪華景品の行方に歓声を上げ親睦を深め合った。

和やかに歓談し大いに盛り上がる中、先ごろ開催された総会で新たに副理事長に選任された吉田昌広氏(ナニワ社長)が「5月に開催された75回総会より第19代理事長に木澤さんが選任され新体制がスタートした。皆さんのパワーで大阪組合を盛り上げていってほしい」と協力を呼びかけ、同じく新たに第10代青年部会長となった安藤晴重氏(安藤社長)を壇上に招き、“安藤家一子相伝”の大阪締めを行った。

ボウリング大会開催

2024年10月30日、大阪市中央区の心斎橋サンボウルで恒例の親睦ボウリング大会を開催した。

福利厚生事業の一環として毎年開催されているもので、今回は106名が参加した。応援に駆け付けた木澤利光理事長が「多くの方にご参加いただき感謝している。女性の参加者も上位入賞できるチャンスがあるので日頃のストレス発散に汗を流して和気あいあいと楽しんでほしい」と挨拶を行いゲームスタート。女性参加者には1ゲームのハンディキャップ40が与えられ、2ゲームのトータルピンでプレイを楽しんだ。

ゲーム終了後に行われた表彰式では、集計の合間に豪華景品がもらえるゲーム大会も催され大いに盛り上がり、順位が発表されるたびに拍手に包まれ親睦を深め合った。

管機会 第155回ゴルフコンペ

組合の親睦ゴルフ会である「管機会」のゴルフコンペが2024年11月13日、奈良市二名の飛鳥カンツリー倶楽部で開催された。

第155回となる今回は31名が参加して行われ、秋晴れのゴルフ日和のもと親睦を深め合いながら日頃の腕前を競い合った結果、奥野秀郎氏(スリーエム工業社長)が見事優勝を飾った。

第1・2回商品知識研修会開催

ポンプ/衛生陶器/バルブ/管・継手を学ぶ

令和6年度の商品知識研修会(計2回4講座)を大阪市西区の大阪トヨペットビル9階大ホールで開催した。組合員企業の若手社員らが参加し、それぞれ午後6時から約2時間にわたって管材製品の知識習得に取り組んだ。

組合では教育事業の一環として、管材業界で取り扱う商品の基礎知識や日常業務を行ううえで必要となる業界用語などの知識習得を目的に、入社1、2年の若手社員・女子社員を対象にした商品知識研修会を平成19年度から毎年実施しており、近年は一部内容のレベルアップを図り中堅社員も対象とし行っている。

第1回は2024年9月18日に開催し50名が参加した。はじめに木澤利光理事長が「仕事を早めに切り上げてお集まりいただき、皆さんの熱意を感じている。商品知識は我々にとって武器であり、商品知識一つで得意先の工事屋さんや職人さんの態度も変わってくる。一つでも武器を手に入れて明日からの営業活動に生かしてほしい」と挨拶した。

ポンプと衛生陶器をテーマに取り上げ、荏原製作所西大阪支店建築・産業カンパニー国内事業統括部西日本営業部製品営業第一課の岸上達志氏と佐藤寛太氏が「ポンプの初期クレーム対応について」、TOTO関西支社販売推進部販売推進第一課係長の小田雅人氏が「トイレの洗浄方式について」と題し研修を行った。

ポンプについては、汎用ポンプの部品取り替えの目安や据付・保守のポイント、発生しやすい事故現象とその原因について学習した。

衛生陶器については、トイレの構造と洗浄方式の種類、水圧に関連するトラブル発生時の対応について動画を交えながら説明が行われた。

第2回商品知識研修会は、2024年11月12日に開催し、56名が参加。研修に先立ち事業・教育委員長でもある瀬戸邦明副理事長が「それぞれ皆さんのお会社でも勉強会をされているかと思うが、この商品知識研修会は自社では取り扱っていない商品や普段目にする機会の少ない商品について知識を深めることができるのがいいところかと思っている。今年度最終となるが、しっかり学んで明日からの営業活動に生かしてほしい」と挨拶。

バルブと管・継手をテーマに取り上げ、ベン西日本営業部大阪営業所販売課の伊藤文人氏と山本圭介氏が「自動弁の選定のポイントとクレーム事例」、関西フレックス工業経営企画部の小田侑哉氏が「フレキシブルホースの用途と種類」と題して研修を行った。

バルブについては、減圧弁と安全弁、電磁弁の作動原理と基本構造、それぞれの使用目的と設置する際の注意点、よくあるクレーム事例について学習した。

管・継手については、フレキシブルホースの種類とその特長、地震対策や一般配管の芯ずれ吸収などの具体的な使用用途などについて学習した。

 

大阪卸商連合会令和6年度表彰

 当組合から86人が永年勤続表彰

大阪卸商連合会(会長吉木学氏)では卸商業の振興に貢献した個人・企業と永年勤続社員らを表彰しており、令和6年度となる今回は団体役職員と従業員275名・2事業所が表彰された。

また、営業活動や人材育成を通じて企業発展、業績向上に貢献したとして10名が特別表彰を受けた。

PSTO青年部 勉強会で現代アートを鑑賞

組合のPSTO青年部は2024年7月25日、大阪市北区の最新型ミュージアム「絹谷幸二天空美術館」で青年部メンバー14名が参加し勉強会を開催した。

青年部では、新型コロナウイルス感染が拡大した状況でも感染対策などを講じて何か学びにつながる研修事業を企画できないかと役員らが中心となりアイデアを出し合い、能や文楽など古典芸能を学ぶ鑑賞会や健康について知識を深める研修会を毎年度実施しており、 今年度は、「現代アートへの理解を深める」をテーマに美術館見学を行った。

絹谷幸二天空美術館は、大阪・キタの高層ビルで空中庭園展望台のある梅田スカイビルタワーウエスト27階に誕生した最新型ミュージアム。長野冬季オリンピックのポスター原画制作や東京・渋谷駅のパブリックアートなどを手掛け、2021年に文化勲章を受賞した絹谷幸二の作品が多数展示されている。

参加者らは、キュレーター(専門職員)のガイドで同美術館シンボルゾーンを飾る代表作「祝・飛龍不二法門」を見学し、作品の世界に引き込まれたかのような臨場感を楽しむことができる大迫力の3Dシアターやアフレスコ(壁画の古典技法)とミクストメディア(混合技法)による絵画や彫刻、アトリエスペースなど幻想的な絹谷ワールドを体感した。

勉強会終了後には、JR大阪駅近くのグランフロント大阪にあるレストラン「NORTHtRunk(ノーストランク)」に場所を移し懇親会も催され、安藤晴重会長が「今日は大阪の夏の風物詩である天神祭で周辺も浴衣姿の人で賑わっている。今回は、現代アートを楽しむ勉強会だったが、秋には研修旅行も企画しているので引き続き参加して盛り上げていこう」と挨拶。炭火焼・洋食ビストロ料理を楽しみながら親睦を深め合った。

PSTO青年部 ソウル・釜山へ現地視察旅行

組合のPSTO青年部は2024年11月2~4日の日程で韓国のソウル・釜山への海外視察旅行を実施した。総合バルブメーカー・キッツの生産拠点を訪問するなど韓国文化に触れながら見聞を広め親睦を深め合った。

青年部は、2005年12月に大阪組合の次代を担う若手経営者ら有志20名ほどが集まり、ポンプメーカーの工場見学会を行うなど青年部結成に向け会合の機会を設けたのを機に、同18年4月に岡﨑信一氏(岡崎産業社長)が初代会長となりメンバー25名で正式発足。現在では若手経営者だけでなく組合員企業の営業マンや実務担当者らも加入しており、青年部メンバーの家族参加型の新年会や伝統芸能に触れる勉強会、日頃の運動不足の解消を図る健康の集いを企画するなど他の地区組合の青年部活動にはみられないバラエティに富んだイベントを活発に行っている。

また、2年に1度開催される組合の一大イベント「管工機材・設備総合展」でも実働部隊として展示会の裏方、盛上げ役として貢献し、大阪組合に欠かすことのできない存在となっている。

今回の研修旅行には、現地合流を含め18名が参加。2日朝、関西国際空港に集合した一行は、午前11時05分発ジンエアー232便で出発し、午後1時過ぎにソウル仁川国際空港に到着した。

バス車内で現地ガイドから韓国経済の状況や文化・習慣などについて説明を受けながらはじめに朝鮮王朝(李氏朝鮮)の王宮として知られる景福宮と同じくソウル特別市にある北村韓屋村を訪れ、復元された中門や勤政殿、挑戦時代の趣きが残る伝統家屋を散策した。

その後、宿泊先近くの韓国料理店で夕食会を催した。はじめに安藤晴重会長が「新型コロナの影響もあり海外研修旅行は、2019年のマレーシア以来となるが、多くの方にご参加いただき感謝している。ここ数年は、団体での移動もままならず窮屈な思いをしていたが今回の旅行で大いに学んでリフレッシュしてほしい」と挨拶し、「チャン」(グラスを鳴らす音)と韓国式で乾杯の発声を行い開宴。サムギョプサル(豚バラ焼肉)を囲みながら懇親を深め合い、街に繰り出しソウルの夜を楽しんだ。

翌3日は、KTX(韓国高速鉄道)を利用して約2時間45分の鉄道旅を楽しみ午後1時に釜山駅に到着。一瀬知史氏(一ノ瀬社長)と今井健治郎氏(大阪機材社長)が釜山駅から合流し、南浦洞近くにある甘川文化村を訪れ、急勾配の坂道に息を切らして上りながら、山のふもとに階段状に建てられた集落を見学した。その後、釜山中心地に位置する国際市場では活気に圧倒されながらも土産物や雑貨店を冷かしながらローカルな雰囲気を楽しんだ。夕食ではマッコリを飲み尽くし、魚介満載の海鮮鍋を堪能した。

研修3日目となる4日は今回の視察旅行の目的である工場見学を実施し、KITZ CORPORATION OF KOREAを訪問した。

同社は、2018年4月に韓国企業Cephas Pipelineをキッツが100%株式取得し、その後、韓国バルブ事業再編に伴い2023年9月に新たにKITZ CORPORATION OF KOREAとしてスタートした。工場の敷地面積は、約8595㎡で、工業用バタフライバルブの製造・販売を主体に事業を展開しており、発電所や海水淡水化施設、水処理プラント、石油化学工場など世界中に多くの納入実績を誇っている。

同社社長の湯澤剛氏より歓待を受けた一行は、副社長の柳沢立人氏らから工場の概要と主要製品である二重偏芯型・三重偏芯型バタフライバルブの基本構造と特徴、注力するターゲット市場などについて説明を受けた後、工場内に移動しマシニング加工、表面処理、性能テストなどの製造ラインを熱心に見学した。

湯澤社長ほかキッツ社員らと釜山発祥の名物冷製麺料理「ミルミョン」で昼食に取りながら情報を交換し、夕刻帰阪の途に就いた。

PSTO青年部 和やかに家族新年会を開催

 

組合のPSTO青年部は2025年1月13日、JR難波駅近くのホテルモントレグラスミア大阪で会員メンバーとその家族ら30名が参加して恒例の家族新年会を開催した。

はじめに安藤晴重会長が「日頃から我々を支えてくれているご家族の皆様への感謝と懇親を深めていただくことを目的に毎年開催しているが、今回も多くの方にご参加いただき感謝している。大阪・ミナミの景色が一望できる絶好のロケーションを眺めながら楽しいひと時を過ごしていただきたい。昨年秋には、韓国への研修旅行を実施するなど活発に活動しており、今年は発足20周年の大きな節目を迎える。9月には大阪組合の一大イベントでもある第22回管工機材・設備総合展も開催され、実働部隊として大いに盛り上げ、実りある一年にしていきたいので引き続きバックアップをお願いしたい」と挨拶し乾杯の発声を行い開宴した。

コース料理を楽しみながら歓談する中、子どもたちお待ちかねのビンゴゲーム大会も行われ、ディズニーランドペアパスポートチケットや釜茹で紅ずわいガニ1㎏など豪華景品の行方に大いに盛り上がりながら親睦を深め合った。

国交省、経産省に価格転嫁で陳情

多くの商品分野で価格転嫁が浸透する中で、住設系、特にゼネコン、サブコンとの取引において価格転嫁が十分には進まない状況が続いている。これに対応し当業界が置かれた状況の説明と改善策について国土交通省近畿地方整備局と経済産業省近畿経済産業局に働きかけを行った。

この結果、令和6年6月の建設業法の改正を踏まえた国土交通省の施策が判明したので、組合員、特別会員、賛助会員の皆様に施策に関する資料を配付した。

また当組合が所属する(一社)全国管工機材商業連合会にも要請し、同連合会として国交省本省への陳情が実現した。

<当組合として働きかけを行った官公庁と訪問者>

令和6年7月~8月

経済産業省近畿経済産業局 (理事長以下役員4名、事務局)

国土交通省近畿地方整備局 (理事長以下役員4名、事務局)

<陳情結果の概要>

1.国土交通省より施策と見解の説明を受けた。

①建設業法の改正により「原材料等の高騰を踏まえた適正な請負代金の設定」を行い必ず協議を行うことが定められた。

②改正内容を徹底するため、令和6年8月1日付で建設業の団体宛に文書を発信し、「価格転嫁をしない理由を書面等で回答することなく、従来通りに取引価格を据え置くこと」は独禁法上の「優越的地位の濫用の要件に該当する恐れがある」ことを明記するとともに、施策の浸透に努めている。

③「見積書の有効期間を超えて建物竣工まで価格交渉に応じない取引慣行」は「優越的地位の濫用の要件に該当する恐れ」が大きい。

2.組合員・特別会員・賛助会員に国土交通省の施策に係る次の資料を配付した。

①「下請契約及び下請代金支払の適正化並びに施工管理の徹底等について」の概要

(カラー2ページ)

②下請契約及び下請代金支払の適正化並びに施工管理の徹底等について(抜粋)

(上記①の文書の基になった通達文書全23ページのうち該当箇所3ページ)

【上記資料の再送付を希望される場合は組合事務局宛ご連絡ください】

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<(一社)全国管工機材商業連合会(管機連)として行った官公庁と訪問者>

令和7年2月25日、国土交通省建設経済局建設業課

訪問者 管機連として管機連会長以下役員2名・事務局、当組合として役員2名

お知らせ

◇第76回通常総会

5月27日(火)に大阪・心斎橋のホテル日航大阪で開催します。

◇第22回管工機材・設備総合展出品者説明会

7月2日(水)、出品お申し込みをいただいた出品者を対象に「第22回管工機材・設備総合展」出品者説明会を大阪・心斎橋のホテル日航大阪で開催します。

◇スイーツ&ビアパーティ

毎年好評をいただいておりますスイーツ&ビアパーティですが、今年は7月22日(火)に大阪・心斎橋のホテル日航大阪で開催を予定しております。(詳細は追ってご連絡いたします)

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㈱ムサシ社長に豊浦太郎氏

㈱ムサシ(組合員)の社長に豊浦太郎氏が就任しました。前社長の豊浦光男氏は取締役顧問に就任しました。

桑名金属工業㈱関西支店長に阿部雄太郎氏

桑名金属工業㈱(賛助会員)の関西支店長に阿部雄太郎氏が就任しました。

㈱昭和螺旋管製作所関西営業所長に臼井弘明氏

㈱昭和螺旋管製作所(賛助会員)の関西営業所長に臼井弘明氏が就任しました。

㈱中西可鍛鋳鉄所社長に武川洋二氏

㈱中西可鍛鋳鉄所(賛助会員)の社長に武川洋二氏が就任しました。

ブリヂストン化工品ジャパン㈱建築ソリューション近畿ブロック統括樹脂配管近畿直需営業部長に織田雄一氏

ブリヂストン加工品ジャパン㈱建築ソリューション近畿ブロック(賛助会員)の統括樹脂配管近畿直需部長に織田雄一氏が就任しました。

㈱プロテリアル配管機器事業部が桑名金属工業㈱に

㈱プロテリアル配管機器事業部(賛助会員)は、昨年8月1日付で桑名金属工業㈱に改称しました。

㈱システムズナカシマ大阪支店移転

㈱システムズナカシマ大阪支店(賛助会員)は下記に移転しました。

〒532-0011

大阪市淀川区西中島6-1-1新大阪プライムタワー13階

TEL06-6396-5748 FAX06-6396-5749