第72回通常総会を開催
コロナ禍でも積極的に事業運営
組合は2021年5月26日、大阪・心斎橋のホテル日航大阪4階「孔雀の間」で第72回通常総会を開催した。9月に開催する総合展の成功に向け万全の対策で企画を充実させるとともに、組合員企業の経営環境改善と人材確保を重点目標に取り組んでいくことを確認し合った。
110社(本人出席23名のほか議決権行使書・委任状出席含む)が出席した今回の総会は、受付時の検温やマスク着用、会場内の換気強化など大阪府のガイドラインに準拠した新型コロナウイルス感染防止対策のもと行われた。
総会では、はじめに岡﨑信一理事長が日頃の組合事業運営に対し謝辞を述べ「緊急事態宣言の中、お集まりいただき感謝している。今夜の満月は、2021年で最も大きく見えるスーパームーンと呼ばれ、スーパームーンの皆既月食が観察できるのは日本では24年ぶりらしい。24年前を振り返ると山一証券が経営破綻するなどバブル景気が崩壊し、48年前の昭和48年には第一次オイルショックが日本列島を襲った。72年前までさかのぼると戦後の混乱が続く中、大阪組合は前身の大阪バルブ・コック商業組合から現在の協同組合へと形を替えた歴史にたどり着く。72回目となる今回の総会では懇親を深め合うことは叶わないが、夜空を見上げ天体ショーを楽しみ、業界の未来に思いをはせてほしい」と挨拶。
前理事長の久門龍明理事を議長に選任し議案審議が行われ、令和2年度の事業報告(九喜延之副理事長説明)・決算報告(多田修三会計理事説明)、3年度の事業計画・収支予算案(粟井寛儀副理事長説明)を決定した。
今年度の事業については、組合員企業の採用力向上と人材確保に向けた取り組みの充実を図るとともに、ガソリン・軽油の共同購入事業の運営のほか若手・中堅社員を対象にした商品知識研修会、福利厚生事業、情報発信を積極的に実施していくこととした。また、9月9~11日に大阪・南港のインテックス大阪で開催する「第20回管工機材・設備総合展」の成功に向けて全力で取り組んでいくことも申し合わせた。
全議案の審議終了後、昨年度役員を退任した川村耕一氏(在任期間18年)、木村正志氏(同12年)、大西雅永氏(同14年)、三上幸男氏(同3年)の4氏に対し岡﨑理事長から感謝状が読み上げられ、第20回管工機材・設備総合展実行委員長でもある木澤利光副理事長が出品申込状況の中間報告と展示会成功に向けての意気込みを述べ閉会した。
当組合が「先進組合事例抄録」に掲載
当組合はこのほど、全国中小企業団体中央会が発行する「先進組合事例抄録(ニッポンのがんばる組合77選)」に掲載された。
同中央会では、昭和57年度から各都道府県中小企業団体中央会と連携し、共同事業や人材育成などに先進的に取り組んでいる組合の活動事例を紹介し、組織の活性化や新規事業への挑戦を推進しており、これまで収録した組合活動事例は延べ6400組合を数える。
令和2年度は、「事業継続力」「IT・デジタル変革」「特徴ある活動」の3テーマを取り上げ、中央会に所属する全国2万3873組合の中から77組合が選ばれた。
当組合は、組合員企業の採用力向上と職場環境の改善を目的にオリジナル採用ポータルサイト(配管資材専門商社ジョブナビ:略称カンナビ)を構築。求人検索サイトに対応する形式で、組合HPを介さずに広く求職者に企業PRできる仕組みを作り、組合員企業への貢献とともに組合の存在意義を高めた「事業継続力のある組合」として今回掲載された。
また、平成26年に大阪市管工設備協同組合と「災害時における資材提供に関する協定書」を締結したことが評価され、平成28年度にも掲載されている。
全国中小企業団体中央会HP(http://www.chuokai.or.jp )のトップページにあるバナーからも本冊子のデータを閲覧できる予定になっている。
第20回総合展
出展社数・小間数確定
関西の管材業界を盛り上げる当組合主催の一大イベント「第20回管工機材・設備総合展OSAKA2021」の出展申し込みがこのほど締め切られ、165の企業・団体から出展申し込みがあり319小間の規模で開催されることが確定した。
20回目の節目となる今回は、組合副理事長の木澤利光氏が総合展実行委員長を務め、総勢31名の実行委員会メンバーらがコロナ禍のもと結束し、前回までの出品者を中心に広く出展を呼びかけ319小間の規模での開催となり期待が高まっている。
本展は2021年12月2日から4日(9月から延期)の3日間、大阪・南港のインテックス大阪6号館Aで開催を予定し、一昨年開催された前回展では1万5292名の来場者を記録した。
今回はメインテーマに「新時代の流体テクノロジー」とし、「うちましょ関西、もうひとつせ管材、祝うて三度20回」をサブテーマに掲げ、社会生活に貢献する管工機材・設備機器が果たす重要な役割と最新技術・製品を紹介する。
大阪ポンプ卸商組合(会長九喜延之氏)と前回に続き日本能率協会が共催団体として参画し、経済産業省近畿経済産業局、大阪府、大阪市、大阪商工会議所など4団体と今回新たに日本バルブ工業会、日本金属継手協会、塩化ビニル管・継手協会が加わり、全17団体が後援する。
大阪展は、東京、愛知で開催される他地区の総合展では見られない独自の展示方式として品種別ゾーン展示を取り入れており、今回もこの展示方式を継続し採用する。来場者から「見たい製品について競合商品・関連商品も含め集中的に見学できる」などとして好評を得ているもので、「管・継手(金属)」「管・継手(合成樹脂)」「バルブ」「住設・空調」「ポンプ」「支持金具・機械工具・副資材」「コンピュータソフト・その他」「公的機関・業界団体」の8つのゾーンに分かれて分かりやすく展示する。
今回は、大阪観光局の「感染症拡大のリスクを抑えMICEを開催するための主催者向けガイドライン」と日本展示会協会の「展示会業界におけるCOVID―19感染拡大予防ガイドライン」の内容を遵守した感染症対策を策定し、省エネ、省施工、環境負荷軽減など幅広い分野で貢献する最新製品・技術を紹介する。
前回好評を得た日本能率協会との連携によるクラスター対策やプラントメンテナンスやアフターコロナを見据えたワークスタイルをテーマにした講演会、団体来場者を対象にした助成金など建築・水道・プラント・設備設計などのユーザーの来場者アップを図る企画のほか、大学生をターゲットにした業界研究イベントを実施し、人材確保のサポートを行うとともに、業界の魅力を若年層に広くアピールする。
来場者目標は1万5000名を目指す。開催時間は午前10時から午後5時(最終日は午後3時まで)。また、来場については新型コロナウイルス感染防止対策に関する取り組みとして組合HP(http://www.pst-osaka.or.jp)からの事前来場登録が必須となっている。
ユーザー団体来場助成金などの詳しい問い合わせは組合事務局(℡06―6531―6385、fax06―6536―6525)まで。
PSTO青年部が第16回総会開催
総合展盛り上げよう
PSTO青年部(会長瀬戸邦明氏・セトバルブ社長)は2021年6月4日、大阪市西区の大阪トヨペットビル8階会議室で第16回総会を開催した。
会員メンバー30名(委任状出席6名)が出席した今回の総会は、新型コロナウイルス感染防止対策として、出席者は全員マスクを着用して会場内の換気の徹底が図られた状況で行われた。
はじめに瀬戸会長が挨拶に立ち、「コロナ禍で他の集まりでは軒並み会合や事業、イベントが中止もしくは初めから企画されない状況が続いているが、PSTO青年部では昨年度は皆さんのご協力のおかげで総会と秋の勉強会を何とか実施することができ感謝している。今期もどうなるか不透明だが、つながりを大切にして共に学び、成長できる有意義な集まりにしていきたい。今年9月には2年に一度の大阪組合の一大イベントである総合展も予定されている。大いに盛り上げていきたいので色々アイデアを出してほしい」と述べた。
議案審議では、竹田宗弘幹事(梶村産業社長)が議長となって進行され、山本大輔幹事(久門製作所営業第一部リーダー)が令和2年度の事業報告、濱田武司会計(濱田産業社長)が会計報告、上田達也副会長(ドレンネジ社長)が3年度の事業計画・収支予算案を説明し、それぞれ原案通り承認され、古典文化を学ぶ勉強会などの研修事業を活発に行っていくことを確認し合った。また、新入会員として三木貴大氏(三木商店総務部長)が紹介され、温かい拍手で迎えられた。
PSTO青年部
夏の研修で文楽鑑賞
2 PSTO青年部は2021年7月30日、大阪市中央区の国立文楽劇場で19名が参加し夏の研修会を開催した。
青年部では「新型コロナウイルス感染拡大の影響により例年実施している各種研修事業や懇親会を中止せざるを得ない状況だが、現状できることを実行していきたい。9月に開催する大阪管材展の成功に向け結束を深めたい」(瀬戸会長)との思いから「文化を学ぼう」をテーマに昨年11月には能の鑑賞会を実施しており、今回は第2弾として文楽鑑賞を企画した。
文楽は、江戸時代後期に大阪で発展し、三味線の音色と太夫の語りによる浄瑠璃に3人で一体の人形を操る人形芸が一つになった演劇と音楽の要素を併せ持つ芝居。ユネスコの無形文化遺産にも登録されており、国立文楽劇場は国内4番目の国立劇場として1984年に開館している。
当日は、夏休み文楽特別公演として「夏祭浪花鑑」(住吉鳥居前の段~釣船三婦内の段~長町裏の段)が公演され、人形遣いの息の合った激しい動きに目を奪われながら初めて触れる日本の伝統芸術を楽しんだ。
組合元理事長の久門歳於氏
春の叙勲で「旭日双光章」受章
2021年4月29日付で発令された令和3年春の叙勲で当組合元理事長の久門歳於氏(久門製作所会長)が旭日双光章を受章されました。
久門氏は、昭和49年に当組合理事就任後、会計理事(昭和51年~)、副理事長(昭和55年~)を経て昭和61年に第10代理事長に就任。平成2年5月まで2期・4年間にわたり理事長を務められました。理事長在任中、昭和63年には組合創立50周年を記念して記念式典の挙行、組合50年誌「静歩50年」の刊行など大きな節目の事業の采配をとられました。業界全体が直面する課題に対し果敢に取り組み、管工機材産業の振興と発展に寄与したことが叙勲に値すると高く評価され、受章しました。
卓越した指導力と行動力で組合と業界に携わる多くの人々の力を結集し「個は全体のため、全体は個のため」をモットーに業界発展に尽力されました。
受章発表資料によると、理事長在任時は、円高不況により深刻な閉塞感が生じ、需要構造も大きく変容しようとしていたが、状況を精査することが売り上げ不振解消につながると考え、経営技術の専門家が企業について調査、改善・指導を行う「産地診断」を行い、組合員企業がそれぞれの課題を明確化することに努められました。また、組合員企業の存在意義が希薄にならないように卸売機能の強化、特に情報流通機能の強化を図り、組合員の販売促進と組合事業の活性化にも大きく貢献されました。
当組合役員の叙勲・褒章受章者は元理事長の福井一夫氏(1989年春・勲5等瑞宝章=当時)、同じく元理事長の一瀬克彦氏(2010年春・藍綬褒章)に次いで3人目となります。
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「数えきれない幸運と応援してくださる人々とのご縁に恵まれ今日の自分があるだけで、業界の発展に貢献したような思いは一切なく夢にも思っていなかったが、周りの皆様のご尽力、お力添えにより受章の栄誉に浴し感激している。このたびの受章は、私個人が賜ったものではなく、大阪管材組合、管工機材業界全体が頂いたものと思っている。私が管材業界に入ったのは昭和32年のことで、倉庫の荷受けや出荷作業などの力仕事からスタートし、先代から商売のイロハを教え込まれた。昭和37年に先代が他界し、27歳で社業を継ぐこととなったが多くの友と仲間、久門製作所に入社してくれた社員に恵まれ、なんとかここまでやって来られた。大阪組合で育んだ仲間からの助言にも何度も助けられた。数えきれない幸運とご縁が平凡な自分を支え、今日につながっていると思っている。経営の目的は”人づくり”であり、業績はその結果に過ぎない。少子化が進み人材確保が業界全体の課題となっているが、管工機材には社会インフラを支えるという大きな使命がある。つながりを大切にして、管工機材業界がさらに発展することを心から願っている」(久門歳於氏談)。
管機連第9回定時社員総会開催
18組合体制で事業推進
(一社)全国管工機材商業連合会(管機連、会長橋本政昭氏)は2021年6月14日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で第9回定時社員総会を開催した。現在加入している18地区組合が連携し組織の広域化を図っていくことを確認し合った。
今回の総会は、新型コロナウイルス感染症を考慮して参加者全員のマスク着用、距離を確保した座席配置、会場内の換気の徹底など新型コロナウイルス感染症対策のもと行われ、会場出席7組合のほかWeb形式で6組合が参加した。
総会でははじめに橋本会長が日頃の事業運営に感謝の言葉を述べ「新型コロナのワクチン接種が日本でもようやく進みつつあるが、先進国ではワクチンが余り、発展途上国ではまだまだ感染が拡大しており、世界情勢はまだら模様の感がある。われわれを取り巻く環境も、素材の相次ぐ値上げやウッドショックなど先行き不透明感が漂っている。コロナ対策や環境エネルギー、IT技術の活用など新たなニーズを捉え難局を乗り越えていきたい」と挨拶した。
総会は橋本会長を議長に選出して議案審議に入り、令和2年度の事業・決算報告、3年度の事業計画・収支予算、定款の一部変更などを決定し、防災協定の締結推進や官公庁との連携、情報発信を行い、組織の増強を図っていくことを確認した。また、各地区組合の理事長交代に伴い理事として峰澤彰宏氏(愛知)、大村敏之氏(静岡)、上西昌信氏(千葉)の3名を新たに選任した。
議案審議終了後、総務委員会、人材委員会、IT推進委員会、経営推進委員会、情報委員会など新たに立ち上げた各運営委員会の事業進捗報告と各地区組合の活動報告が行われた。
当組合の久門龍明理事は大阪組合が担当する人材委員会の事業報告を行い、今年3月に開催した採用活動と行政の支援金をテーマに開催したWebセミナーをはじめアフターコロナを見据えた施策について説明を行った。
各地区組合の活動報告では、当組合の岡﨑信一理事長(Web参加)が今年5月にスタートしたガソリン・軽油の共同購入事業の取り組みや通常総会、若手・中堅社員を対象にした商品知識研修会やボウリング大会など各種事業について規模を縮小しながらも万全のコロナ対策のもと活発に実施していることを報告した。
今年9月にインテックス大阪で開催する当組合主催「第20回管工機材・設備総合展」と10月に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催する東京組合主催「第53回管工機材・設備総合展」の中間報告も行われ、大阪展の実行委員長でもある当組合の木澤利光副理事長(Web参加)と東京組合の向山英雄理事長が成功に向けての意気込みと来場動員の協力を呼びかけた。
また、このほど理事を退任する安藤康雄氏(大阪)、伊藤辰之氏(愛知)、一色哲巳氏(静岡)、稲葉のりひさ氏(千葉)の4名に対し功労者表彰が行われ、会場に出席した安藤・稲葉両氏に橋本会長から感謝状が贈呈された。
総会後には、経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長の茂木正を講師に迎え「カーボンニュートラルで加速する水素社会の動き」をテーマに、ZOOM(録画視聴)での「管工機材の将来を考える研究会」も開催された。
******* 会員だより*******
小松物産㈱大阪支店長に面来裕之氏
小松物産㈱大阪支店(組合員)の支店長に面来裕之氏が就任しました。
トーステ㈱社長に赤路博次氏
トーステ㈱(組合員)の社長に赤路博次氏が就任しました。
西日本セキスイ商事㈱社長に後藤康夫氏
西日本セキスイ商事㈱(組合員)の社長に後藤康夫氏が就任しました。
友工商事㈱社長に辻原弘泰氏
友工商事㈱(組合員)の社長に辻原弘泰氏が就任しました。
㈱栗本鐵工所バルブシステム事業部長に田淵泰志氏
㈱栗本鐵工所バルブ事業部(賛助会員)の執行役員バルブシステム事業部長に田淵泰志氏が就任しました。
ダイドレ㈱社長に橋口俊晴氏
ダイドレ㈱(賛助会員)の社長に橋口俊晴氏が就任しました。
㈱キッツ大阪支社が移転
㈱キッツ大阪支社(賛助会員)は下記に移転しました。
大阪市西区新町1-27-5四ツ橋クリスタルビル5階
TEL 06-6541-1081
○ 新賛助会員
愛知時計電機㈱大阪支店
〒532-0032大阪市淀川区三津屋北2-22-5
TEL 06-6305-9051
西尾レントオール㈱配管機器大阪営業所
〒577-0065 東大阪市高井田4-5-16
TEL 06-6785-0243
*******告知版*******
◇ 商品知識研修会
毎年好評をいただいております商品知識研修会を今年度も開催いたします。第1回は2021年11月4日(木)、第2回は12月3日(火)を予定しています。会場は大阪市西区の大阪トヨペットビルを予定しております。講師・内容等は未定ですが、詳細が決定次第ご案内させていただきますので、奮ってご参加ください。
◇ ボウリング大会
親睦ボウリング大会を2021年11月17日(水)、大阪市中央区の心斎橋ボウルで開催いたします。(会場は、昨年と同じところです)
◇ 総合展、12月2日~4日に延期
第20 回 管工機材・設備総合展には多くの企業の皆様にご出品賜り、また、実行委員の皆様、組合員、特別会員、賛助会員の皆様には開催に向けて来場者勧誘をはじめ、各種準備作業にお取り組み頂いておりますこと、本当にありがとうございます。
新型コロナ感染症に関する緊急事態宣言が9月12日まで延長となったこと、またその後の急激な感染拡大が続いていることを踏まえ、理事会、正副実行委員長会議で協議した結果、開催日程を12月2日(木)~4日(土)に延期することを決定しました。
出品者、組合員、特別会員、賛助会員の皆様には多大なご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご理解賜りますようお願い申し上げます。