第73回通常総会を開催
岡﨑理事長ほか三役を再任
万全の感染対策で各種事業展開

   組合は2022年5月30日、大阪・心斎橋のホテル日航大阪4階「孔雀の間」で第73回通常総会を開催した。来年秋に開催を予定している「第21回管工機材・設備総合展」の成功に向け準備を進めるとともに、感染症対策を図りながら各種研修・福利厚生事業を積極的に展開していくことを確認した。任期満了に伴う役員改選では、岡﨑信一理事長ほか三役全員の留任を決定した。挨拶する岡﨑理事長
総会には102社(うち委任状出席65社)が出席し、受付時の検温やマスク着用、会場内の換気強化など大阪府のガイドラインに準拠した新型コロナウイルス感染防止対策のもと開催された。はじめに岡﨑理事長が日頃の組合事業運営に対し謝辞を述べ「直近の新型コロナウイルスの感染状況は僅かながら減少に転じている感もあるが、昨年の総会に引き続き懇親会は中止と判断させていただいた。大阪組合では昨年の久門敏男顧問(久門製作所会長)に続き、このたびの春の叙勲で安藤康雄元理事長(現理事・安藤社長)が旭日双光章を受章されるといううれしいニュースが届き、組合としても大変名誉なことで誇りに思う」と両氏を称えた。 さらに、岡﨑理事長は「コロナ禍のわれわれを取り巻く現状は、アジア諸国のロックダウンやロシアによるウクライナ侵攻などの影響により深刻な納期遅延や商品価格高騰を引き起こしている。大阪組合では業界全体で取り組むべき問題として、年初より国土交通省近畿地方整備局と経済産業省生活産業室を通じて行政に対し働きかけを行っている。このほど国土交通大臣と経済産業大臣、公正取引委員会委員長の連名で下請事業者などに対する配慮として中小企業の適切な価格転嫁に関する要請文書が関係事業者団体長宛に発信されたが、1社では解決できない課題に取り組むことが協同組合の使命であると考え大阪組合でも引き続き行政に対し強く働きかけていきたい」と挨拶した。総会の様子
前理事長の久門龍明理事を議長に議案審議が行われ、令和3年度の事業・決算報告と4年度の事業計画・収支予算案、経費に対する賦課金及びその徴収方法、借入金額の最高限度額及び一組合員に対する貸付限度額を決定した。任期満了に伴う役員改選では、1名の新任を含む理事20名・監事2名を選任したのち、第1回理事会を開催し岡﨑理事長ほか三役の留任を決定した。

理事長ほか三役の留任を決定した。
【新理事役員】(敬称略)
▽理事長=岡﨑信一(岡崎産業)▽副理事長=九喜延之(九喜ポンプ工業)、粟井寛儀(粟井機鋼)、木澤利光(昭栄)▽会計理事=多田修三(カクダイ) ▽理事=安藤康雄(安藤)、久門龍明(久門製作所)、名田篤(ステンレス管機)、束田勝(ミヤコ)、三木幸男(三木商店)、古田克弥(昌栄機工)、瀬戸邦明(セトバルブ)、梅原潤也(古林産業機具)、吉田昌広(ナニワ)、土井靖士(コンサス)、豊浦栄治郎(ムサシ)、春日井明徳(春日井)、濱田武司(濱田産業)、山村政幸(山村ポンプ)、五十嵐昭彦(クリエイト=新任) ▽監事=川西雅裕(タカラ通商)、小田幹人(オダコー)

 

 


 

コロナワクチン3回目「職域接種」実施

組合は2022年4月14・15・17・18日の日程で組合員・賛助会員とその家族らを対象に3回目の新型コロナウイルスワクチン職域接種を実施した。
昨年8月30日から9月6日に第1回目、9月27日から10月4日に第2回目の職域接種を実施しており、前回に引き続いて実施した。今回も組合員企業・カクダイ(本社大阪市西区、社長永島康博氏)本社ビル3階スペースに特設接種会場を設けて、外部医療機関の社会医療法人きつこう会の協力のもと組合員と賛助会員企業のほか親睦団体である関西配管工事業協同組合、大阪ポンプ卸商組合などの社員とその家族ら約730名がモデルナ製ワクチンを接種した。
会場内はスムーズに安心して接種できるよう受付・予診・接種・待機スペースが十分に確保され、接種希望者は予約した日時に接種券と予診票、本人確認書類を持参し、入り口で検温と消毒を済ませて決められた動線に従い接種を行った。
岡﨑信一理事長は「新たな変異株が発見されるなど予断を許さない状況が続いているが、一日も早く当たり前の日常が取り戻せることを心から願っている。引き続き新型コロナウイルス感染防止対策に注力し事業を進めていきたい」と話した。


 

ウクライナへ日赤通じて人道危機救援金100万円

組合は2022年3月28日、岡﨑信一理事長と妻鳥光伸事務局長が大阪市中央区の日本赤十字社大阪府支部を訪れ、今回のロシアによるウクライナ侵攻に伴うウクライナへの人道危機救援金として100万円を日本赤十字社に寄付した。
岡﨑理事長は「ウクライナ各地で戦闘が激化しており、多くの市民が不安な毎日を過ごしている。社会インフラに甚大な被害が発生しているだけでなく、幼い子どもを含む多くの死傷者が報告され、周辺国に避難を余儀なくされている。ニュースを見るたび胸が痛む思いがしてわれわれにも何かできることはないかと3月に開催した理事会に諮り、全役員の賛同を得て救援金をお持ちさせていただいた。赤十字社を通じてウクライナと避難民を受け入れている周辺国の活動支援に役立ててほしい。日本は桜が美しい季節となったが、ウクライナにも一日も早く穏やかな日常が戻ることを心から願っている」と述べ、日本赤十字社大阪府支部の嶋谷隆総務部長兼総務課長事務取扱に救援金を手渡した。

 


 

労務管理の実務対策講座開催
ハラスメント防止と育児休業法改正対策

2022年3月18日、大阪市西区の当組合会館で「ハラスメント防止対策と育児休業法改正」とテーマにした労務管理の実務対策講座を開催した。
この研修会は、組合顧問で特定社会保険労務士の三島佐智氏が講師となり、女性就業者の現状や同一労働・同一賃金などタイムリーな話題をテーマに取り上げ定期的に行われているもので、今回は新型コロナウイルス感染防止の観点からZOOMを使ったオンライン形式で組合員企業の経営者、人事労務担当者ら8社・14名が参加した。
講座では、今年4月から中小企業の事業主にも防止措置の対策が義務付けられるハラスメント防止対策と4月以降段階的に制度がスタートする育児介護休業法の改正をテーマに取り上げ、法改正のポイントと企業の措置義務、ハラスメントの争点などについて裁判事例を交えながら説明が行われた。
また、男性の育児休業取得促進のための柔軟な育児休業の枠組みとして新たに創設された出生時育児休業制度(産後パパ育休)についての現行との相違点などについて説明が行われた。

 


 

人材育成と採用セミナー開催

2022年3月25日、大阪市西区の大阪トヨペットビル9階大ホールで人材育成と採用をテーマにリアルとZOOMでの参加を併用したハイブリッド形式セミナーを開催した。   今回のセミナーは昨年に引き続き全国管工機材商業連合会(管機連)の人材委員会によるセミナーも兼ねて行われ、大阪組合の組合員と賛助会員のほか、東京、千葉、静岡、愛知、京都など各地区会員も参加し実施された。
講演に先立ち岡﨑信一理事長と管機連人材委員長でもある久門龍明理事が挨拶に立ち、岡﨑理事長は「大阪も桜が開花し、ようやく春らしい陽気となってきたが、われわれの業界はコロナ禍の影響で住設機器をはじめとする納期遅延や資材価格が高騰し嵐が吹き荒れているように感じている。大阪組合では業界全体の問題と捉え、行政への働きかけなどを行っている。4月から中小企業でもパワハラ防止対策が求められることとなったが、経営者、管理職の方は悩みの種がまた一つ増えたことと思う。人材育

成は事業継続のために欠かせない。今回のセミナーが課題解決の一助となることをねがっている」と述べた。
セミナーでは人材開発コンサルタントでコムズケア社長の木村早苗氏が「これってパワハラ? 部下のモチベーションを上げるコミュニケーション~成長を促進する褒め方・叱り方~」と題し、パワハラが発生しやすい職場の特徴や個々の能力だけでなく人間性を活かしたモチベーション(動機付け)の必要性などについてチェックリストを交えながら説明した。
続いて、一般財団法人大阪労働協会人材開発部マネージャーの宍野雅幸氏が「外部人材の活用方法について」と題し、政府による副業解禁の動向と市場の現況、外部人材の有効活用について個別事例を紹介しながら課題と打開策を説明した。
また、今回のセミナーは会場参加20名とZOOM参加20名のほかYouTube上の当組合専用チャンネルで期間(3月30日~4月16日)を限定し公開され、組合員・賛助会員ら120名超が視聴した。

 


 

PSTO青年部が第17回総会開催
新会長に上田達也氏

   組合のPSTO青年部は2022年6月8日、大阪市西区の当組合会館で第17回総会を開催した。任期満了に伴う役員改選が行われ、第9代となる新会長に上田達也氏(ドレンネジ社長)を選出した。
23名が出席した今回の総会は、新型コロナウイルス感染防止対策として出席者は全員マスクを着用し換気の徹底が図られた状況で議案審議が行われ、瀬戸邦明会長の挨拶に続き令和3年度の事業・会計報告と4年度の事業計画・収支予算案を承認した。また、新入会員として土井晧右氏(コンサスセールス本部西日本営業チーム)と久門基紀氏(久門製作所)の2名の入会が全員一致で承認され温かい拍手で迎えられた。
役員改選では、正副会長の事前協議により新役員候補が選出され、上田達也氏(前出)のほか、副会長に安藤晴重氏(安藤常務)、会計に阿部元昭氏(ヒロセコーポレーション社長)、会計監査に山本大輔氏(久門製作所営業第一部リーダー)、幹事に杉浦圭史氏(横山機械製造社長)と竹田宗弘氏(梶村産業社長)が選任された。上田新会長は、「まだまだコロナ禍で制約もあるが、みんなでアイデアを出し合い積極的に事業を企画運営していきたい」と決意を述べ協力をよびかけた。


 

PSTO青年部
交流会開催し親睦深める

PSTO青年部は2022年5月19日、大阪・心斎橋駅近くのホテル日航大阪で交流会を開催し、食事を楽しみながら親睦を深め合った。
交流会には部会員メンバーら22名が参加し、はじめに瀬戸邦明会長が昨年12月に開催した管工機材・設備総合展の運営協力に対し謝辞を述べ「この2年間ほど新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、多くの団体・集まりが事業活動を中止・延期せざるを得ない状況が続いているが、PSTO青年部は皆様に協力いただき、その都度できることを模索して文楽鑑賞や健康の集いなど学びとつながりの強化を図るイベントを開催することができた。当初から目標に掲げていた会員相互の交流を深める機会を設けることができなかったが、こうして食事会も行うことができた。まだまだ活動が制約される状況ではあるが業界を盛り上げていこう」と挨拶した。

濱田武司会計(濱田産業社長)の乾杯の発声で開宴。座席の間隔や換気の徹底などコロナ感染症対策に留意しながらコース料理を楽しんだ。宴半ばには、次期会長候補の上田達也副会長(ドレンネジ社長)が役員候補5名を紹介し温かい拍手に包まれる一幕もあり、組合副理事長で青年部メンバーの九喜延之氏(九喜ポンプ工業社長)が「急激な価格の高騰や品不足など厳しい状況が続いているが、大阪組合では岡﨑信一理事長のもと国土交通省や経済産業省を通じて行政に対し働きかけを行い、その施策が他団体にも広がり大きな動きとなろうとしている。われわれも上田新体制のもと業界がよくなるように活動していこう」と呼びかけ、中締め担当の安藤晴重氏(安藤常務)による大阪締めでさらなる発展を誓い合った。

 


管機連が第10回定時社員総会開催
重点11項目の事業計推進

 

全国管工機材商業連合会(会長橋本政昭氏、正会員全国18組合)は2022年6月20日、第10回定時社員総会をホテルグランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で開催し、2021年度事業・決算報告を承認し、22年度事業計画・収支予算などを審議・決定した。
今年度の事業計画には、重点項目として①管機連組織の増強(正会員・特別会員・賛助会員の加入促進および地区組合組成に注力)②工販との連携(全管連)③製販との連携(メーカー、業界団体など)④官公庁との連携強化(経済産業省、国土交通省、厚生労働省、中小企業庁など)⑤各地区組合の防災協定締結の推進(三管協方式の展開)⑥SDGsに対する取組推進⑦「管工機材の将来を考える研究会」の継続実施⑧情報発信の強化(デイリーニュース、ウィークリーニュース発信、管機連だよりなど)⑨青年部活動支援⑩管工機材・設備総合展への支援(愛知組合)⑪働き方改革、人材不足へのサポート活動――を掲げ、これらの実施を通じて管機連の使命を達成していく。
このあと、各委員会からの活動報告に続き、各地区組合の活動が報告された。また、総会後には「管工機材の将来を考える研究会」を開催し、経済産業省や国土交通省、厚生労働省の係官などが講演した。さらに、「意見交換会」を開いた。

 

 

 

 


 

*******お知らせ*******

◇ 久門敏男氏・安藤康雄氏旭日双光章受章記念祝賀会
2022年9月14日(水)午後5時より大阪市北区のリーガロイヤルホテル・タワーウィング3階「光琳の間」で開催いたします。

◇ 商品知識研修会
毎年好評をいただいております商品知識研修会を今年度も開催いたします。第1回は10月19日(水)、第2回は11月15日(火)、第3回は12月5日(月)を予定しています。会場は、大阪市西区の大阪トヨペットビルを予定しております。

◇ ボウリング大会
親睦ボウリング大会を2022年11月22日(火)、大阪市中央区の心斎橋ボウルで開催いたします。