盛大に新春賀詞交歓会開催
交流深めて「卯年」スタート
組合は2023年1月12日、大阪市中央区のスイスホテル南海大阪で新春賀詞交歓会を開催し、430名が参集して賑やかに新年の門出を祝った。
岡﨑信一理事長は年頭挨拶で日頃の事業運営に感謝の言葉を述べるとともに「3年目を迎え、未だ終息しない新型コロナウイルス感染症やウクライナ危機等の影響を受けて管材業界は原材料やエネルギー価格の上昇に伴う値上げラッシュに見舞われている。昨年は、トイレ、給湯器、ポンプ、空調など設備機器をはじめ、取扱商品全般で深刻な納期遅延が発生したが、大阪組合では行政に対し窮状を訴えて働きかけを行うともに各官庁や建設業界団体から発信された価格転嫁や工期確保を要請する文書を組合員・賛助会員、関連団体に情報発信し浸透を図った」と述べた。
さらに、岡﨑理事長は、「一昨年に引き続き社会医療法人きつこう会様とカクダイ様に協力いただき、3回目のワクチンの職域接種を実施し、また、ロシアによるウクライナ侵攻に対しては、昨年3月の理事会に諮り、人道危機救援金として日本赤十字社に100万円寄付することを決議し、11月には名誉副総裁である高円宮妃殿下ご臨席のもと日本赤十字社から感謝の功として金色有功章も頂戴した。また、春の叙勲では当組合第15代理事長の安藤康雄様が旭日双光章を受章されるといううれしい知らせもあり、一昨年、同じく受章された第10代理事長の久門敏男様と9月に合同で祝賀会を盛大に催すことができたのはこの上ない喜びであった」と昨年の事業運営とトピックスを振り返った。
また、今年9月7~9日にインテックス大阪6号館Aで開催する「第21回管工機材・設備総合展OSAKA2023」について触れ、「前回に引き続き木澤利光副理事長に実行委員長をお願いしており、実行委員会を立ち上げ準備を進めている。新たに一般社団法人近畿冷凍空調工業会に後援団体として参画していただいた。ダイキンHVACソリューション近畿、パナソニックハウジングソリューションズも賛助会員として新規入会予定で、空調・冷凍設
備関係の来場・出品増も見込まれ、設備総合展の名にふさわしい展示会となると大いに期待している。本年も組合の使命として1社ではできない課題に取り組み、業界発展に尽力していきたい」と決意を述べ、協力を呼びかけた。
経済産業省近畿経済産業局産業部の原田敏行部長の来賓挨拶に続き、賛助会員を代表し東尾メックの東尾清吾社長が「当社は継手メーカーとして、社是に『白(メッキ管)管(ライニング銅管)樹(樹脂管)Su(薄肉管)銅(冷媒銅管)Al(ア
ルミニウム)』を掲げ、それぞれの材質に応じた継手の製造開発を行っている。私自身社長となって6年ほどになるが、会社として常に変革を追求していかなければならないと痛感している。しかし、先人が培ってきた技術や信頼などDNAは受け継いでいかなければならない。社員一人ひとりが会社に愛着と誇りを持つ会社作りを続けていきたい」と社員が幸せを感じる会社づくりの大切さを述べ、「間違ったらすぐ改めればいい。できなかったら繰り返しやればいい。お世話になったら”ありがとう”、迷惑をかけたら”ごめんなさい”を声に出していえばいい。言い訳して自分を正当化しないこと。頑固にならないこと。自然の基本は素直、謙虚、感謝―自然体の思いを胸に今年一年走り続けたい」と挨拶した。
商工組合中央金庫の堂園哲也執行役員大阪支店長の乾杯の発声で開宴。適切な距離を確保し、食事を楽しみながら新年の挨拶が交わされる中、「第21回管工機材・設備総合展OSAKA2023」実行委員長の木澤利光副理事長が壇上に上がり「ステージと会場各所に出来立てのポスターを掲示させてもらったが、今回のメインテーマは『ズドーンと発進! 管!環!感!関!響け流体テクノロジー』とした。一つ目の”管”は管材、2つ目の”環”は環境、3つ目の”感”は感動、4つ目の”関”は関西の意味を込めたものになっている」と、同じく壇上に上がった総合展実行副委員長の一ノ瀬の一瀬知史社長が叩くチューブラーベル(金属製管鐘の一種)の音色に合わせて紹介。「実行委員全員でアイデアを出し合い素晴らしい展示会にしていきたい」と述べ、疫病退散と展示会成功の思いを込めて鐘を打ち鳴らし、出展要請と来場者動員の協力を呼びかけた。
中締めでは安藤康雄理事が大阪締めを行い、参加者全員で展示会の成功と新年の門出を祝いあった。
「第21回管工機材・設備総合展」成功めざし本格始動!
メインテーマ「管!環!感!関!響け流体テクノロジー」
関西の管材業界を盛り上げる組合の一大イベント「第21回管工機材・設備総合展OSAKA2023」(9月7日~9日の3日間、大阪・南港のインテックス大阪6号館A)に向けて総合展実行委員会が発足、メインテーマを決定するなど総合展成功に向け始動した。
20回目の節目となる前回展(2021年)は新型コロナウイルス感染症拡大を考慮し9月開催を延期し12月開催となったが、北海道や九州地方など遠方からも多数訪れ3日間で計1万405名の来場者を記録した。
今回展も前回に引き続き木澤利光副理事長が実行委員長として陣頭指揮を執り、実行委員総勢30名の陣容で大いに関西を盛り上げる。
今回は、”管材・環境・感動・関西”の意味を込めて「管!環!感!関!響け流体テクノロジー」をメインテーマに掲げて、幅広い産業分野で貢献する最新の管工機材・設備機器を紹介。最新のトレンドをテーマにした講演会・セミナーのほか、建築・プラント・設備設計などのユーザー来場者向けの企画や大学生をターゲットにした業界研究イベントを実施し業界の魅力を広くアピールする。
開催時間は、初日と2日目が午前10時~午後5時、最終日は午前10時~午後3時まで。
第19回管工機材・設備総合展OSAKA2023実行委員(順不同) | |||
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役 職 | 氏 名 | 会 社 名 | |
委 員 長 | 木 澤 利 光 | 株式会社 昭栄 | |
副 委 員 長 | 久 門 龍 明 | 株式会社 久門製作所 | |
副 委 員 長 | 名 田 篤 | ステンレス管機 株式会社 | |
副 委 員 長 | 束 田 勝 | ミヤコ 株式会社 | |
副 委 員 長 | 古 田 克 弥 | 昌栄機工 株式会社 | |
副 委 員 長 | 瀬 戸 邦 明 | 株式会社 セトバルブ | |
副 委 員 長 | 吉 田 昌 広 | 株式会社 ナニワ | |
副 委 員 長 | 土 井 靖 士 | 株式会社 コンサス | |
副 委 員 長 | 豊 浦 栄治郎 | 株式会社 ムサシ | |
副 委 員 長 | 濱 田 武 司 | 濱田産業 株式会社 | |
副 委 員 長 | 山 村 政 幸 | 山村ポンプ 株式会社 | |
副 委 員 長 | 一 瀬 知 史 | 株式会社 一ノ瀬 | |
副 委 員 長 | 梅 原 潤 也 | 古林産業機具 株式会社 | |
副 委 員 長 | 五十嵐 昭 彦 | クリエイト 株式会社 | |
委 員 | 岡 﨑 信 一 | 岡崎産業 株式会社 | |
委 員 | 九 喜 延 之 | 九喜ポンプ工業 株式会社 | |
委 員 | 粟 井 寛 儀 | 粟井機鋼 株式会社 | |
委 員 | 多 田 修 三 | 株式会社 カクダイ | |
委 員 | 安 藤 康 雄 | 安藤 株式会社 | |
委 員 | 三 木 幸 男 | 株式会社 三木商店 | |
委 員 | 春日井 明 徳 | 株式会社 春日井 | |
委 員 | 川 西 雅 裕 | タカラ通商 株式会社 | |
委 員 | 小 田 幹 人 | オダコー 株式会社 | |
委 員 | 杉 田 欣 昭 | 杉中工業 株式会社 | |
委 員 | 辻 原 弘 泰 | 友工商事 株式会社 | |
委 員 | 石 谷 宗 重 | 株式会社 石谷バルブ製作所 | |
委 員 | 多 田 吉 孝 | 多田ポンプ 株式会社 | |
委 員 | 金 井 敬 | 株式会社リブウェルヤマザキ | |
委 員 | 妻 鳥 光 伸 | 事務局 | |
委 員 | 手 嶋 み ち | 事務局 |
第1・2・3回商品知識研修会
ポンプ/バルブ/鋼管/空調/水栓を学ぶ
令和4年度の商品研修会(計3回5講座)を大阪市西区の大阪トヨペットビル9階大ホールで開催した。組合員企業の若手社員らが参加し、それぞれ午後6時から約2時間にわたって管材製品の知識習得に努めた。
組合では教育事業の一環として、管材業界で取り扱う商品の基礎知識や日常業務を行ううえで必要となる業界用語などの知識習得を目的に、入社1~4、5年の若手・中堅社員らを対象にした商品知識研修会を平成19年度から毎年実施している。
今年度は、入室前の検温や会場収容人数を通常の50%に制限するなど新型コロナウイルス対策を講じて開催した。
第1回目は2022年10月19
日に開催し58名が参加。ポンプとバルブをテーマに取り上げ、川本製作所マーケティング部大阪開発技術課主任の伊藤弘之氏が「消火設備とポンプの基礎」、ヨシタケ営業部大阪営業所副主任の山下修司氏が「バルブの基礎と省エネ事例について」
と題し研修を行った。 ポンプについては、消火ポンプの主な種類と構成機器の役割、選定方法、よく発生するクレーム事例について学習した。 バルブについては、代表的なバルブの分類と作動方法、トラップ診断の重要性について説明が行われた。
第2回商品研修会は2
022年11月15日に開催し、52名が参加。今回は初の試みとして日本水道鋼管協会協力のもと”WSP建築設備配管セミナー”と題して鋼管の基礎から学ぶ研修会を実施した。
はじめに日本水道鋼管協会小径管担当技術顧問の宮﨑文吉氏と同協会小径管部会技術委員の大久保英樹氏がライニング鋼管の歴史と製造工程、建築設備配管の種類とその用途についてDVD画像を交えながら説明を行った。 続いて、レッキス工業品質保証部グループリーダーの田中守氏とJFE継手本社
営業部プロジェクト営業室主任の西村遼氏が講師を務め、「切削ねじと転造ねじの違い」と「ハウジング形管継手」について講義が行われた。パイプマシンを用いたねじ加工やハウジング形継手の接続施工実演も行われ、参加者らは防錆や耐震性にすぐれた転造ねじとハウジング形管継手の種類と特長について学習した。
第3回商品研修会は2022年12月5日に開催し、70名が参加。研修に先立ち岡﨑信一理事長が「われわれが主に取り扱っているバルブや継手、パイプの先には空調機器や衛生陶器、水栓金具がつながっている。管材のプロとして興味を持ち仕組みや構造を深く知ることで仕事に厚みも生まれる。今回の研修でもしっかり学んで明日からの営業活動に生かしてほしい」と挨拶。 空調と水栓をテーマに取り上げ、ダイキンHVACソリューション近畿技術工事部長の林潔
氏が「基本的な空調設備の仕組みと代表的な方式の例」、カクダイ副社長の多田修三氏が「蛇口にまつわる小ネタ集20連発」と題して研修を行った。 空調については、エアコンが冷える仕組みやエアコンとクーラーの違い、エアコンの主要四部品の配置、建物規模に応じたエアコンの代表的な種類などについて学習した。 水栓については、同組合会計理事でもある多田氏が「どうして蛇口はピカピカなの?」、「どうしてステンレスや樹脂製の蛇口はないの?」、「温水洗浄便座はどうして世界中に普及しないの?」など20の項目についてユーモアを交えながら興味深い話題を披露した。
組合に日赤から金色有功章
ウクライナへの人道危機救援金が評価
2022年3月18日、大阪市西区の当組合会館で「ハラスメント防止対策と育児休業法改正」とテーマにした労務管理の実務対策講座を開催した。 組合がウクライナへの人道危機救援金として行った寄付に対して、日本赤十字社から感謝の功として「金色有功章」が授与された。
組合では、ロシア軍による軍事侵攻で被害を受けるウクライナに対し何かできることはないかと昨年3月に開催した理事会に諮り、全役員の賛同を得てウクライナと避難民を受け入れている国への活動支援に役立ててほしいとの思いから人道危機救援金として100万円を日本赤十字社に寄付した。
11月22日に大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で令和4年度大阪府赤十字大会が催され、岡﨑信一理事長が出席。大会では名誉副総裁である高円宮妃殿下ご臨席のもと日本赤十字社から社資功労者(個人52名・33法人・団体)に金色有功章が授与された。
「高齢者雇用の戦略化」テーマに労務管理対策講座開催
2022年11月21日、当組合会館で「70歳雇用時代の法整備と労務管理」をテーマに労務管理の実務対策講座を開催した。
この研修会は、当組合顧問で特定社会保険労務士の三島佐智氏が講師となり、ハラスメント防止対策や同一労働・同一賃金などタイムリーな話題をテーマに取り上げて定期的に行われているもので、今回は組合員企業の役員・人事労務担当者ら10名が参加した。
現在、多くの中小企業では、少子高齢化やこれまでの採用抑制による中堅層人材の不足など高齢者雇用の戦力化が喫緊の課題となっている。政府でも継続的な高齢者雇用の確保に対して法改正を行っている。
今回のセミナーでは、65歳以上複数就業者の雇用保険資格取得(マルチジョブホルダー)や短時間労働者の社会保険適用拡大、確定拠出年金加入要件の見直しなど組合員企業各社が高齢者の雇用条件の見直しを検討する際に知っておくべき労働・社会保険制度の改正点や注意点について説明が行われた。
久門、安藤両氏の叙勲祝賀会を盛大に開催
2021年の春の叙勲と2022年春の叙勲で、ともに旭日双光章を受章した当組合の元理事長久門敏男氏(久門製作所会長)と同じく元理事長安藤康雄氏(安藤社長)の受章記念祝賀会が2022年9月14日、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで盛大に開催され、業界関係者や知人ら約250名が参集して二人の受章を祝福した。
久門氏は、昭和49年に当組合理事就任後、会計理事(昭和51年~)、副理事長(昭和55年~)を経て昭和61年に第10代理事長に就任。平成2年5月まで2期・4年間、理事長を務めた。理事長在任中、昭和63年には組合創立50周年を記念した記念式典の挙行、初めての組合50年誌「静歩50年」の刊行など大きな節目の事業の采配をとった。また、組合の全国連合組織・全国管工機材商業連合会(管機連)の理事、副会長(4年間)として業界を指導した。
この間、業界全体が直面する課題に対し果敢に取り組み、管工機材産業の振興と発展に寄与するとともに、卓越した指導力と行動力で業界に携わる多くの人々の力を結集し「個は全体のため、全体は個のため」をモットーに業界発展に尽力した。
安藤氏は、平成4年に理事として当組合役員に就き、同10年から副理事長を務めたあと、同20年に第15代理事長に就任、2期4年間、理事長を務めた(管機連でも理事、副会長〈4年間〉を歴任)。この間、当組合最大イベントである管工機材・設備総合展の実行委員長という大任を3回(第9回・10回・11回)にわたり歴任した。
また、平成20年春に実施した当組合の創立70周年記念事業の実行委員長も務めるなど組合きっての実務派役員として業界をけん引してきた。現在も組合理事として後進の指導育成に励んでいる。
受章記念祝賀会は当組合・岡﨑信一理事長が代表となり全理事・監事が発起人として主催し参集を呼びかけて挙行したもので、受章者両氏企業の取引関係者をはじめ、友人・知人、関連団体代表者、関東や中部、京都などの同業者組合代表者など全国から参集した。
発起人紹介に続き、挨拶に立った発起人代表の岡﨑理事長は、受章両氏への祝福の言葉と参集者へのお礼を述べたあと、両氏の功績を披露した。そして、両氏が創設あるいは拡充強化した様々な組合事業を紹介し、「(両人が)立ち上げた多くの事業は現在も引き続き重要な組合事業として展開しており、今日の組合事業の礎を築かれた」と述べ、感謝の意を込めて組合の地位向上と業界の発展に尽くした功績を称えた。
来賓祝辞では、日本バルブ工業会の堀田康之会長が「岡﨑理事長からのお二人のご功績の一端を拝聴して、こんなにも長年にわたり、社業をこなしながらも業界に貢献されたとはまさに驚きであり、その〈利他の精神〉に感服し、奥様の内助の功にも敬意を表する。また、ご両人に人徳がなければ本日のように多くの人が参集して盛大に祝うこともない。その人徳をもってこれからもお元気で後進の指導にあたっていただきたい」と述べた。
久門氏の友人で経済経営評論家の久水宏之TL経営研修機構代表は「久門氏は社長として43年、ご子息にバトンを渡されて17年、経営のかじ取りと高所からの指導にあたり、3年後に創業100周年を迎える立派な企業へと発展を導いてこられた。久門さんが常々、自分の力ではない、取引先と社員のおかげといわれているように、謙虚な姿勢が企業発展の源となっていると思う。社員は目的を同じくする同志として厚遇し、外に向けては取引先をことのほか大事にする精神が同社の根底にある。そうした志はぜひ今後も継承していってほしい」と述べた。
安藤氏の友人からは安藤氏の会社(安藤)と長年の取引関係にあるワシノ機器の元社長(現、UWホールディングス取締役)の阪野博安氏が「私が社長時代、数えきれないほどのご指導と助言をいただき、おかげで社長としての任を全うできた。いまも会社の社内行事などへのお招きをいただくなど友情の深さに感謝している。(受章は)長年にわたり、業界発展に努力を惜しまなかったことが評価されたものであり、わがことのようにうれしい」と祝福した。
流通業界からは管機連の橋本政昭会長が久門、安藤両氏に業界から三つのお礼を挙げた。一つは社業の発展に尽力し、業界の鑑となる企業に育てあげたこと、二つ目は、組合の発展向上に多大な尽力をいただいたこと、さらに、管機連の地位向上に力を注がれたことで、橋本会長はこの3点のお礼を挙げて「まだまだお二人には出番がある。業界は今、大きな波風が立っている。しっかり見守って、業界の重鎮として今後も業界の発展に尽力をたまわりたい」と述べた。
このあと、岡﨑理事長から両氏に記念品が贈呈され、さらに、両氏のお孫さんや曾孫さんから花束が贈られた。お礼の挨拶に立った久門氏は入社から社長就任、その後の出来事などを振り返り、「若い自分はバイタリティあふれる先代や先輩に鍛えられ、先代急逝によって社長に就いたあとも大勢の皆様に支えられて何とかやってこられた。困難に突き当たったときに不思議と手を差し伸べてくれる人に出会うなどいつも誰かに助けられた。そうした経験から助け合いの精神ができたように思う」と回顧し、「これからも微力ながら社会のために尽くしたい」と述べた。
安藤氏はお礼の挨拶の中で平成4年の理事就任時に「戦後生まれの理事誕生」と報道されたことを紹介し、「当時、役員の全員が先輩。30数年後に叙勲受章の今日を迎えることになろうとはまったく思わなかった」と述べるとともに、理事として経験を積み、理事長に就いたあとは、「協同組合は個々の企業ではできないことを手掛けるものという認識を常に抱いて事業に取り組んできた。幸いに当組合の役員間の関係は実にフランクで気楽に意見やアイデアを出し合い、助け、助けられでやってこられた。こんなに素晴らしく、内容のある組合はないと思っており、ぜひ後進にもこの伝統を受け継いでいってほしい」と感謝を込めて期待した。
このあと、関係者多数が壇上で威勢よく鏡開きを行い、元管機連会長で元大阪組合理事長の一瀬克彦氏の発声で乾杯し、両氏の受章を祝った。
パソコン講習会を開催
今年度も10月から12月にかけて難波駅近くのKEGキャリアアカデミーなんば校でパソコン講習会を開催した。
この講習会は、エクセルやワードを用いて基礎的操作の習得から日常業務の改善や効率化を図りスキルアップを目指す組合員企業の社員教育の一環として実施しているもので、大阪卸商連合会と合同で実施している。
エクセルの基本操作、関数の利用、グラフ作成などを学習する「エクセル基礎コース」をはじめ、関数を活用した表の作成・編集、ピポットテーブルの活用などを学ぶ「エクセル仕事活用コース」、エクセルとリンクした機能や高度な活用法を学ぶ「ワード仕事活用コース」のほか、管理部門担当者向けに分析に便利なグラフ作成、セルの入力規則方法など関数以外の手法を学ぶ「エクセル仕事活用コース+(プラス)」も今回新たに開講され、12月13日までそれぞれ2日間(各回3時間)、計6講座が行われた。
2022年10月12日に行われた「エクセル基礎コース」には11名が参加し、関数の利用やデータベーステーブル機能、表の書式設定など実務に活用できるエクセルの基本操作を学習した。
PSTO青年部
「がん」をテーマに勉強会
組合のPSTO青年部は10月27日、組合会館で青年部メンバー20名が参加し、秋の勉強会を開催した。
青年部では、新型コロナウイルス感染拡大の状況でも感染対策を講じて何とか実施できる事業はないかと幹事らが中心となりアイデアを出し合い、古典芸能の鑑賞会や会員相互の親睦を目的とした交流会などを実施している。
挨拶で上田会長は「これまでは7月頃に勉強会を実施していたが、全国を対象にした観光支援事業がスタートするなど、われわれの動きも制約が緩やかなものとなり、青年部活動も新体制のもと、ようやく開催することができホッとしている。今回は、少し重いテーマだが”がん”について学び、考える機会を設けた。自分自身だけでなく家族、従業員のためにも知識を深めてほしい」と述べた。
勉強会ではトータル保険サービス理事で健康経営アドバイザーの栗田成裕氏が統計データなどをまじえながら日本人の死因の長年トップであるがんを取り巻く現在社会の状況などを説明し、企業での健康対策、定期的ながん検診の必要性を訴えた。
PSTO青年部
和やかに家族新年会開催
組合のPSTO青年部(会長上田達也氏)は1月15日、大阪・心斎橋のホテル日航大阪で会員メンバーとその家族ら40名が参加して新年懇親会を開催した。
上田会長は「発足当初から家族参加形式でのイベントとして吉本新喜劇の観劇とセットで開催していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で3年ぶりに開催させていただくこととなった。換気にも配慮し広い会場を使用しているので、存分に懇親を深めてほしい。まだまだ制約もあり従来通りとはいかないが、この2年間に新たなメンバーも加わってくれており、活発に活動していきたいと考えているのでご家族の皆さんにはバックアップをお願いしたい」と挨拶し乾杯の発声を行い開宴。
コース料理を楽しみながら子どもたちお待ちかねのビンゴゲーム大会も行われ、大いに盛り上がる中、安藤晴重副会長が閉会の謝辞を述べ、瀬戸邦明前会長とともに大阪締めを行い散会した。
ボウリング大会開催
2022年11月22日、大阪市中央区の心斎橋サンボウルで恒例の親睦ボウリング大会を開催した。
福利厚生事業の一環として毎年開催しているもので、今回は108名が参加した。入場時の検温や手指消毒、2レーンごとに飛沫感染防止シートを設置するなど新型コロナ感染症対策を施しながら2フロアに分かれてプレイを楽しんだ。
ゲーム終了後には館内放送を利用した形でフロアごとに表彰式が行われ、福利厚生委員長の古田克弥理事から順位が発表されるたびに拍手に包まれ親睦を深めあった。
管機会
第153回ゴルフコンペ
組合の親睦ゴルフ会である「管機会」のゴルフコンペが2022年12月6日、兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部ひろのコースで開催された。
第153回となる今回は32名が参加して行われ、歴史ある名門コースで親睦を深めながら日頃の腕前を競い合った結果、浅生隆一氏(アソー社長)が見事優勝を飾った。
各団体の新年会で「総合展」PR
年初から1月下旬にかけ関西各地で管材関連団体の新年会が開かれ、来賓として出席した当組合執行部は、席上で9月の「第21回管工機材・設備総合展OSAKA2023」を積極的にPRした。
1月18日にJR大阪駅のホテルグランヴィア大阪で開催された総合展の共催団体・大阪ポンプ卸商組合(会長九喜延之氏)の新年互例会では、岡﨑信一理事長が「ポンプ組合さんとは兄弟のような強い絆で結ばれている。総合展も回を重ねるごとにパワーアップしており、ユーザーの来場者がさらに増えるよう企画を進めている。賛助会員の皆様には是非ともご出展いただき、自社製品をアピールしてほしい」と来場動員と出展勧誘を呼びかけ、乾杯の発声を行った。
1月12日にJR京都駅すぐのホテルグランヴィア京都で開催された京都管工機材商業協同組合(理事長仲一朗氏)の新年賀詞交歓会では、副理事長で総合展実行委員長の木澤利光氏と妻鳥光伸事務局長が壇上に上がり、賛助会員(メーカー)へ出展を呼びかけた。
また、1月26日に大阪市北区の新阪急ホテルで開催された日本バルブ工業会近畿支部(支部長西岡利明氏)の新年互例会で乾杯の発声を請われた岡﨑信一理事長は、乾杯に先立ち、バルブメーカーに出展を要望した。
さらに、同日夕、大阪駅近くのホテルモントレ大阪で開催された関西配管工事業協同組合(理事長庄司真之氏)の新年賀詞交歓会には、岡﨑信一理事長、久門龍明理事、妻鳥光伸事務局長の3人が壇上で総合展をアピールした。総合展で実施する来場者向け特典「ユーザー来場者助成金」の説明のくだりでは質疑応答の一幕もあるなど関心を集めた。
大阪府商工表彰で当組合関係者3人受賞
商工業の振興発展に貢献した個人・団体を表彰する令和4年度大阪府商工関係者表彰が2023年2月13日、大阪市北区の大阪市中央公会堂で行われ、個人202名と八つの事業所・団体が表彰された。
当組合からは団体役員の部で粟井寛儀副理事長(粟井機鋼社長)と吉田昌広理事(ナニワ社長)、団体職員の部で妻鳥光伸事務局長が表彰された。
大阪卸商連合会令和4年度表彰
卸商業の振興に貢献した個人・企業や永年勤続社員を表彰する大阪卸商連合会の令和4年度表彰式が2023年2月22日、大阪市中央区のシティプラザ大阪で行われ、当組合は団体役員の部で当組合副理事長の木澤利光氏(昭栄社長)と理事の濱田武司氏(濱田産業社長)が表彰された。
******* 会員だより*******
日立金属㈱が㈱プロテリアルに社名変更
日立金属㈱(西日本支社が賛助会員)は1月より社名を㈱プロテリアルに変更しました。
昭和電工建材㈱が㈱レゾナック建材に社名変更
昭和電工建材㈱(管材設備営業部が賛助会員)は1月より社名を㈱レゾナック建材に変更しました。
㈱MCCコーポレーション取締役営業本部長に山中泰幸氏
㈱MCCコーポレーション(賛助会員)の取締役営業本部長に山中泰幸氏が就任しました。
フネンアクロス㈱大阪営業所長に鈴木章弘氏
フネンアクロス㈱大阪営業所(賛助会員)の所長に鈴木章弘氏が就任しました。
******* 告知板******* ◇ 人材と採用に関するセミナー ◇ 第21回総合展出品申込受付開始 |