第61回通常総会を開催
 教育研修など多彩な事業を計画
 安藤理事長を再任

   第61回通常総会は2010年5月21日午後2時から大阪・弁天町のホテル大阪ベイタワーで開催し、商品知識研修会などの教育事業や青年部の活動支援など組合事業を活性化させていくことを確認するとともに、役員改選では安藤康雄理事長を再任した。 あいさつする安藤理事長  
   総会には101名が出席(委任状出席含む)。前田芳信事務局長の司会で進められ、前年度の業界物故者に全員で黙祷をささげたあと、恩智秀直副理事長の開会の辞で始まった。議案審議に先立ち安藤理事長は「経済は回復基調に入ったとの声も聞かれるが、われわれの業界はまだまだ実感が湧いてこない。当組合も2年前に70周年を迎え、会員も増加し4年前に発足した青年部は活発な活動を行い年々成長している。管工機材業界が伸びていくためには、もうしばらく辛抱と努力が必要かと思うが、若い力にもがんばってもらって乗り越えていきたい」とあいさつした。 
   議事を進行する一瀬議長 一瀬克彦理事を議長に選任して議事に入り、平成21年度の事業報告(多田誠宏副理事長説明)と決算報告(川村耕一会計理事説明)を原案通り承認し、22年度の事業計画・予算(多田修三副理事長説明)も原案通り決定するとともに、賦課金の徴収方法や組合の借入金額最高限度・1組合員への貸付限度を従来通りとすることも併せて決議した。
   今年度の事業としては引き続き、若手・女子社員を対象にした商品勉強会の開催、経営講習会・交通安全講習会の実施、ビアパーティなど福利厚生事業の充実、保険など共済事業の拡充など多彩な事業を展開していくこととし、PSTO青年部の活動への支援を行っていくことも確認した。来年開催する「第15回管工機材・設備総合展」については年内に実行委員会を立ち上げ、準備とPR活動を推進していくことを申し合わせた。
   任期満了に伴う役員改選は、選考委員による指名推せん方式が動議・採択され、酒井康夫氏を委員長に川村聰一、瀬戸寛治、久門歳於、藤井虎吉の各氏による5名の選考委員が選出されて協議が行われ、理事18名・監事2名の役員が指名・選任された。退任役員に代わって新たに理事に枡田秋夫(古林産業機具)、桑山利純(タカラ通商)、九喜延之(九喜ポンプ工業)の3氏、監事に古田克弥氏(昌栄機工)が選任された。直ちに第1回理事会が開かれ、理事互選により安藤理事長の留任を決めたほか、恩智秀直副理事長と多田修三副理事長の留任、多田誠宏副理事長が理事となったのに伴いその後任に久門龍明副理事長の新任、川村耕一会計理事留任の新三役を決定した。
   このあと来賓、賛助会員を交え懇親会に移った。賛助会員を代表して辻本鶴見製作所社長があいさつ安藤理事長から新三役、新任理事、退任理事、青年部新役員が紹介され、一瀬克彦前理事長がこのほど藍綬褒章を受章したことが報告された。席上、一瀬氏は「理事長時にご協力いただいた関係諸団体、組合員・賛助会員の皆様にお礼を申し上げたい」と感謝の言葉を述べるとともに「理事長として展示会や70周年記念事業・記念誌発行、人材確保推進事業など数多くの事業をさせていただいた。先日、伝達式があり褒章を頂だいしてきたが、管工機材卸売業の発展に寄与したことに対して表彰するという文言が書かれてあり、非常にうれしく思っている。今回の褒章は、当時の役員の皆様方に一緒になって汗をかいていただいたおかげ。私個人ではなく、業界全体で頂いたものと思っている。業界の知名度が少しでも向上することを願っている」と受章の喜びを述べた。丹沢氏の発声で業界の発展を誓う
   次いで、賛助会員を代表して辻本治・鶴見製作所社長が「展示会だけでなく、各種勉強会やビアパーティなど活発な活動をされており、大阪の管材組合には結束力の強さを感じる。賛助会員のわれわれメーカーも皆様のお役に立てるよう、最大限の努力をし、常に時代の要請に合った製品を開発、皆様と一緒に発展していきたい」とあいさつした。
   懇親会は商工組合中央金庫大阪支店・丹沢紀一郎執行役員大阪支店長の乾杯の発声で開宴。賑やかな交歓が繰り広げられ、最後に前副理事長・多田誠宏理事の音頭で威勢よく一本締めが行われた。


 *  *  * 平成22年度事業計画(平成22年4月1日〜平成23年3月31日) *  *  * 
 
 


1.基本方針
    世界的に天候不順や災害の発生、事故、暴動などが起こるなか、経済環境は、一昨年に比べやや回復傾向にあるものの、生鮮品の高騰や素材の不足から価格の上昇が懸念されている。当業界も公共投資、住宅、マンション着工の減少に加え、販売価格の値下げ合戦が続き、依然と先行き不透明感が漂い、大変厳しい状況におかれている。組合では、これらの厳しい環境に対応して、引き続き基本理念である共存共栄の精神を大切にして、連合会が掲げる5つのスローガンを事業活動の基本におき、組合員の協力、参加のもと、積極的に組合事業活動に努力していく。
2.重点目標
   @組合員の経済的な地位の向上のための事業活動を活発に推進する。
   A組合員単独では取り組みにくい共通事項について組合活動として取り組み推進する。
   B「第15回管工機材・設備総合展」の開催に向け事前準備に取り組む。
3.事業計画
   (1)「第15回管工機材・設備総合展」の開催準備(実行委員会の発足、PR活動)
   (2)若手・女性社員を対象とした商品知識勉強会の開催
   (3)各部会の積極的開催(バルブ、ポンプ、水栓、継手、化成品)
   (4)各委員会の積極的活動(情報化推進、物流問題研究)
   (5)講習会・懇談会の実施(経営講習会、 交通安全講習会、製販懇談会)
   (6)パソコン講習会の開催
   (7)福利厚生事業の実施(ビアパーティ、ボウリング大会、ゴルフコンペ)
   (8)青年部活動への助成支援
   (9)職場の魅力向上のための研究会の開催
   (10)各種保険への加入促進(グループ保険、火災保険、新がん保険、自動車事故見舞金共済、PL保険)
   (11)組合会館(会議室等)の利用促進
   (12)高度情報化への積極的取り組み
   (13)ホームページ活用による情報提供等の促進
   (14)機関誌「管材ひろば」の定期発行(年3回)
   (15)組合員の加入促進
   (16)第11版管工機材総合カタログの販売促進
「連合会スローガン」
   @工・製・販の協調A適正利潤の確保B取引改善の徹底C連合会認識の高揚D環境保全の推進


組合役員(平成22年度/23年度、新任は当該職新任)
  役   職 氏   名 会  社  名
  理 事 長 安 藤 康 雄  安藤 株式会社
  副 理 事 長 恩 智 秀 直  株式会社 昭栄
  副 理 事 長 多 田 修 三  株式会社 カクダイ
  副 理 事 長 久 門 龍 明(新任)  株式会社 久門製作所
  会 計 理 事 川 村 耕 一  株式会社 カワムラ
  理 事 一 瀬 克 彦  株式会社 一ノ瀬
  理 事 多 田 誠 宏(新任)  多田ポンプ 株式会社
  理 事 瀬 戸 章  式会社 セトバルブ
  理 事 金 井 正 光  株式会社 リブウェルヤマザキ
  理 事 名 田 篤   ステンレス管機 株式会社
  理 事 土 井 靖 士  株式会社 コンサス
  理 事 大 西 雅 永  スリーエム工業 株式会社
  理 事 上 田 秀 人  株式会社 ドレンネジ
  理 事 岡 崎 信 一  岡崎産業 株式会社
  理 事 束 田 勝  ミヤコ 株式会社
  理 事 枡 田 秋 夫(新任)  古林産業機具 株式会社
  理 事 桑 山 利 純(新任)  タカラ通商 株式会社
  理 事 九 喜 延 之(新任)  九喜ポンプ工業 株式会社
  監 事 春日井 明 徳  株式会社 春日井
  監 事 古 田 克 弥(新任)  昌栄機工 株式会社
  顧 問 川 村 聰 一  株式会社 カワムラ
  顧 問 木 澤 利 也  株式会社 昭栄
  顧 問 多 田 凖 二  株式会社 カクダイ
  顧 問  田 卓 郎  古林産業機具 株式会社
  顧 問 酒 井 康 夫  粟井機鋼 株式会社
  顧 問 束 田 俊 夫  ミヤコ 株式会社
  顧 問 瀬 戸 寛 治  株式会社 瀬戸商会
  顧 問 久 門 歳 於  株式会社 久門製作所
  顧 問 春日井 惟 央  株式会社 春日井
  顧 問 九 喜 健 三  九喜ポンプ工業 株式会社

組合運営分担
  運 営 分 担 役   職 氏   名
  総        括  理   事   長    安 藤 康 雄 
  総務・広報 委員長  副 理 事 長   久 門 龍 明 
  副 委 員 長   理      事   金 井 正 光 
  委 員  理      事   名 田  篤 
  委 員  監      事   春日井  明徳 
  福利・厚生 委員長  副 理 事 長   多 田 修 三 
  副 委 員 長   理      事   上 田 秀 人 
  委 員  理      事   土 井 靖 士 
  委 員  理      事   束 田  勝 
  委 員  理      事   九 喜 延 之 
  委 員  監      事   古 田 克 弥 
  金融・保険 委員長  会 計 理 事   川 村 耕 一 
  副 委 員 長   理      事   一 瀬 克 彦 
  委 員  理      事   岡 崎 信 一 
  事業・教育 委員長  副 理 事 長   恩 智 秀 直 
  副 委 員 長   理      事   瀬 戸  章 
  委 員  理      事   多 田 誠 宏 
  委 員  理      事   大 西 雅 永 
  委 員  理      事   枡 田 秋 夫 
  委 員  理      事   桑 山 利 純 

特別委員会
   委 員 会 役   職 氏   名
  情報化推進委員会        
   委 員 長   会 計 理 事   川 村 耕 一 
  副 委 員 長   理      事   一 瀬 克 彦 
  委 員  理      事   土 井 靖 士 
  委 員  理      事   岡 崎 信 一 
  委 員  理      事   束 田  勝 
  委 員  監      事   古 田 克 弥 
  物流問題研究委員会        
   委 員 長   副 理 事 長   恩 智 秀 直 
  副 委 員 長   理      事   金 井 正 光 
  委 員  理      事   多 田 誠 宏 
  委 員  理      事   大 西 雅 永 
  委 員  理      事   上 田 秀 人 
  委 員  理      事   枡 田 秋 夫 
  委 員  理      事   桑 山 利 純 
  会館運営委員会        
   委 員 長   副 理 事 長   多 田 修 三 
  副 委 員 長   副 理 事 長   久 門 龍 明 
  委 員  理      事   瀬 戸  章 
  委 員  理      事   名 田  篤 
  委 員  理      事   九 喜 延 之 
  委 員  監      事   春日井 明徳 

専門部会と担当部会長
   専  門  部  会 部  会  長
   鋼 管 ・ 継 手 部 会   恩 智 秀 直 
   バ  ル  ブ  部  会   久 門 龍 明 
   化  成  品  部  会   岡 崎 信 一 
   水 栓 ・ 衛 陶 部 会   多 田 修 三 
   ポ  ン  プ  部  会   九 喜 延 之 

全国管工機材商業連合会 役員・代議員(大阪組合分)
  役   職 氏   名 会  社  名
  副 会 長 安 藤 康 雄  安藤 株式会社
   理 事  恩 智 秀 直  株式会社 昭栄
   理 事  多 田 修 三  株式会社 カクダイ
   理 事  久 門 龍 明  株式会社 久門製作所
   理 事  川 村 耕 一  株式会社 カワムラ
   理 事  一 瀬 克 彦  株式会社 一ノ瀬
   理 事  多 田 誠 宏  多田ポンプ 株式会社
   理 事  瀬 戸 章  式会社 セトバルブ
   理 事  金 井 正 光  株式会社 リブウェルヤマザキ
   理 事  名 田 篤   ステンレス管機 株式会社
   理 事  土 井 靖 士  株式会社 コンサス
   理 事  上 田 秀 人  株式会社 ドレンネジ
   理 事  大 西 雅 永  スリーエム工業 株式会社
   理 事  岡 崎 信 一  岡崎産業 株式会社
   理 事  束 田 勝  ミヤコ 株式会社
   監 事  春日井 明徳  株式会社 春日井
  代 議 員 永 福 隆  イゲタサンライズパイプ 株式会社
  代 議 員 九 喜 延 之  九喜ポンプ工業 株式会社
  代 議 員 古 田 克 弥  昌栄機工 株式会社
  代 議 員 桑 山 利 純  タカラ通商 株式会社
  代 議 員 吉 田 昌 広  株式会社 ナニワ
  代 議 員 枡 田 秋 夫  古林産業機具 株式会社
  代 議 員 岡 部 文 雄  株式会社 マルボシ
  代 議 員 三 木 幸 男  株式会社 三木商店

第5回商品研修会を開催
自動弁と圧力計の基礎学ぶ

    平成21年度最終の第5回商品研修会を2010年2月10日午後5時30分から約2時間、大阪市西区の厚生年金会館で開催した。
   今回は60名が参加。最初に事業・教育委員長の恩智秀直副理事長が今年度の商品研修会を総括して「われわれの業界が取り扱っている商品は種類が多岐にわたり、とっつきにくいものが多い。商品の基礎、イロハから学んでもらうのにこの商品研修会は皆さんにとって絶好の機会だと思う。ぜひともこの研修会で学んだことを職場に持って帰り、明日からの営業に役立ててもらいたい」とあいさつ。
   研修会では、自動弁と圧力計をテーマに取り上げ、ベン西日本営業部大阪営業所・佐田英勝販売課長が「自動弁の基礎」、長野計器営業本部営業二部大阪営業所・西川雅章係長が「圧力計の概説」と題して研修を行った。
   自動弁では、減圧弁や電磁弁などの自動弁の用途と特性、自動弁を集合住宅などに用いた使用例などについて学習。圧力計については、圧力の定義と種類、ブルドン管圧力計の構造や圧力計の選定する際の留意点などについて学んだ。


交通安全講習会
安全意識を高める

    自動車運転者交通安全講習会を2010年2月12日、大阪市西区の大阪トヨタビルで組合員130名が参加して開催した。 
   この講習会は組合員の交通安全意識の高揚を図ることを目的に毎年行っているもので、今回は大阪府西警察署交通課巡査部長の眞田拓也氏が講師となり、府内の交通事故の発生状況や交通事故が起こりやすい交差点付近での事故事例、昨年6月から罰則が大幅に強化された飲酒運転などについて講習が行われた。 
   また、敏捷性を試す簡単なペーパーテストや「危険な心が事故を呼ぶ」と題されたDVDが上映され、参加者らは運転者の過信・慢心が招く交通事故の恐ろしさを改めて認識していた。


経営セミナーを実施
生活習慣病防ぐ健康管理

   2010年3月12日午後2時から大阪市西区の厚生年金会館で、京都大学大学院人間・環境学研究科教授の森谷敏夫氏を講師に招き、健康問題をテーマに経営者セミナーを開催した。
    森谷氏は、60歳にして20代の健康・肉体を誇り、講演する森谷氏その明朗快活なキャラクターと歯に衣着せぬ語り口で実践的な生活習慣病予防を講義することで知られる。今回は組合員企業の経営者や管理職など約80名が出席。同氏は「生涯現役のための健康法―ホントに怖〜い生活習慣病の話―」と題して講演した。
   生活習慣病を予防するための運動の必要性、糖尿病やダイエット方法についての誤った考え方などについて、ユーモアたっぷりの関西弁で持論を展開。終始、笑いが沸き起こる中、出席者は運動不足から来る肥満の恐ろしさを認識し、健康的な食生活についての知識を深めようと熱心に聞き入った。


21年度最後の「職場の魅力向上研究会」

   組合事業の「職場の魅力向上研究会」は2010年2月2日に平成21年度最後の会合を組合会館で開催し、活動を振り返るとともに今後の取り組みについて話し合った。
   研究会は、自社の職場環境を向上させ魅力ある職場づくりを実践していくことを目的に、20年度から行っているもので、21年度は参加メンバー企業への企業訪問や人材育成、社員の能力開発などをテーマにした意見交換会などが行われた。
   年度最終の会合では同研究会アドバイザーで特定社会保険労務士の三島佐智氏が進行役となり、今年度の活動の総括を行った。参加メンバーらは、全5回の活動を振り返り、感想や現状の取り組み状況などを発表し、次年度以降の活動で取り上げていきたいテーマなどについて積極的に案を出し合った。


管機会・131回例会

   組合の親睦ゴルフ会「管機会」の131回ゴルフコンペが2010年4月24日に兵庫県神戸市の北六甲カントリークラブ東コースで開催された。
   今回は34名が参加。和やかに親睦を深めながら腕を競い合った。


職場の魅力向上研究会が新メンバー加えて始動

   有志で構成する「職場の魅力向上研究会」は2010年4月15日、組合会館で今年度初の研究会を開催した。
   研究会は、職場環境を向上させ魅力ある職場づくりを実現することを目的に一昨年から開催している労働時間の短縮や社員の能力開発などをテーマに取り上げて事例発表や企業訪問を行い、参加した各企業が現在抱えている問題点や自社情報の発信、意見交換を行っている。今年度は、リブウェルヤマザキ常務の金井敬氏と同社管理部課長の上田常忠氏が新たにメンバーに加わり、6社8名で活動を開始した。 
   この日は、6月からの本格活動に向けて今年度のテーマと方向性、活動スケジュールを確認し、参加メンバーらが自己紹介を兼ねてそれぞれの企業で取り組んでいる人材育成の現状と課題について発表した。また、今年度は教育体系・組織についての事例発表や新入社員の育成・教育をテーマにした外部企業への訪問などを積極的に行っていくこととした。


機械工具商社・喜一工具を訪問

   職場の魅力向上研究会は2010年6月8日、機械工具の専門商社・喜一工具(本社・大阪市西区)を訪問した。
   この研究会には、今回から新たに久門製作所社長の久門龍明氏と同社総務部経営企画部グループ長の村上寿氏の2名がメンバーに加わり7社10名が参加。「新入社員の教育に対する考え方と実践」をテーマに、長年にわたり独自のプログラムで新入社員研修を行っている田中康造会長から社員教育の必要性などについて話を聞き、活発な意見交換が行われた。
   参加メンバーの自己紹介に続き、田中会長が「学校を卒業したばかりの現在の若者にとって社会で働くということは少し実感を持てなくなっているように感じられる。今日皆さんに実際の研修を体験していただくが、当社では4日間の研修期間でみっちりこの研修を行って、若者の理屈でなく本質を引き出すようにしている。いろんなことが見えてくると思うので、新入社員になった気持ちでぜひ取り組んでほしい」とあいさつした。
   研修では、参加メンバーらが新入社員役となり、同社が行っている新入社員研修のカリキュラムを体験。「命令について研究せよ」をテーマに2班に分かれて、命令の持つ意味や命令する場合の本質・中心・最重点項目などについて意見を出し合った。
   ユニ金属経理・総務の田中慎一氏と久門製作所総務部経営企画部グループ長の村上寿氏がリーダーとなり各班の発表を行い、疑問に思った点や会社が若い人を育てていく、全社員が一心同体となる信頼関係の構築の重要性などについて熱い議論が戦わされた。


前理事長の一瀬氏が藍綬褒章に輝く

   春の褒章で当組合前理事長・一瀬克彦氏(現理事、一ノ瀬社長、66歳)が、公衆の利益に尽力した人に授与される藍綬褒章の栄に輝いた。
   一瀬氏は、平成4年、組合理事に就任後、会計理事をへて14年5月理事長に就任し20年5月まで3期・6年間にわたり理事長を務めた。「一企業ではできないことも組合だからできることがある」を口癖に組合・業界の発展に尽くした。情報化推進委員長として、いち早くIT、パソコン研修の必要性を訴え、IT在職者訓練講習会を活用して研修事業に取り組み、業界のIT化普及に努めた。また、雇用能力・開発機構の補助金事業「中小企業人材確保推進事業」を導入し各種の研修事業を実施して業界のレベルアップを図ったほか青年部結成にも力を注いだ。
   一方、理事長在任中は、大阪の卸商業の要である大阪卸商連合会の会合に業界を代表して出席。実戦部隊座長として事業の見直しや各種問題点の発掘、新規事業の導入などの意見を取りまとめた。中でも、平成19年度・20年度に同連合会で管材、鋲螺(ねじ)、建設機械機器、機械工具の4つの流通団体で物流コストの削減に向けて共同配送問題を取り上げ、その推進委員長として各業界代表者と討議し、学識経験者とともに提案書をまとめ上げた。こうした業界の垣根を越えた幅広い活動が今回の藍綬褒章受章の大きな要因とみられる。
   また、組合上部団体・全国管工機材商業連合会の副会長として、総務省の産業分類に「管工機材」の業種がないことに疑問を感じ、連合会役員らとともに政府に対し業種認定に追加してもらうよう働きかけもしてきた。13年9月から現住所の保護司に就いて社会福祉活動を行っている。受章について一瀬氏は「関係者から推挙の話を受けたさい、受章によって当業界に対する一般の認識が高まるということを聞いて、それではと推挙していただくことにした。当業界の知名度が上がれば大変うれしい」と話している。


多田誠宏氏が大阪府産業功労賞

   大阪府の憲法施行記念式・各界功労者表彰式が2010年5月7日に大阪・中之島の大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で行われ、善行者、産業功労者、府政関係功労者など各分野から16の団体と個人419名が表彰を受けた。当組合からは副理事長(当時)の多田誠宏氏(多田ポンプ社長)が商工関係産業功労者として表彰された。






 


       
 
青年部総会開く
新会長に上田秀人氏選任全員参加の青年部めざす

   組合青年部は2010年5月14日、大阪市西区の組合会館で会員23名が出席して第5回総会を開催、任期満了に伴う役員改選で第3代の新会長に上田秀人氏(前副会長、ドレンネジ社長)を選任した。
   はじめに多田修三会長(カクダイ副社長)があいさつに立ち、大阪管工機材・設備総合展の抽選会場運営や彦根・長浜への研修旅行、青年部加入企業の若手社員を対象にしたボウリング大会など2年間の青年部活動を振り返るとともに、これまでの協力に対して役員、会員に向け感謝の言葉を述べた。さらに多田会長は「会長としての任期を満了し、肩の荷がおりてほっとしている。のちほどご紹介する新役員メンバーは、とてつもないパワーを持っており、何かとんでもないことをやってくれるのではと期待している」とあいさつした。
   議事に先立ち、新入会員・竹田宗弘氏(梶村産業常務)が紹介されたあと、川村太一幹事(カワムラ専務)の司会で議案審議が行われ、熊澤宏昭幹事(一ノ瀬大阪本社係長)から平成21年度の事業計画と22年度の行事計画、木澤利光会計(昭栄大阪支店長)から平成21年度の収支決算報告と22年度の予算案について説明があり、原案通り承認された。上田新会長(右)と豊浦新副会長
    役員改選では、上田新会長のほか、副会長に豊浦栄治郎(ムサシ常務)、幹事に安東利展(安東機工営業部長)、古田克弥(昌栄機工営業部長)の各氏、会計に川村太一(カワムラ専務)と幸田全弘(ステンレス管機営業部)の両氏を選任。
   上田新会長は、多田前会長の労をねぎらうとともに、「初代の岡崎会長、そして多田前会長と“親睦と研鑽”を掲げ、いろいろな行事を企画し、いずれも好評で定着している。われわれ新役員も力不足ではあるが、アイデアを出し合い斬新で魅力的な行事を企画し“毎回全員出席の青年部”をめざしていきたい」と決意を述べた。
   このあと仲卸問屋直営店「焼肉まるしま淡路町店」に会場を移して懇親会が行われ、情報交換など和気あいあいに歓談し、業界の発展とさらなる結束を誓い合った。


青年部「青流会」ゴルフコンペ開く

   組合青年部は2010年5月22日、親睦ゴルフコンペを「PSTO青流会」として三重県の名張カントリークラブで開催した。青年部として昨年10月に続く2回目のゴルフコンペで今回は14名が参加。


管機連・第48回通常総会
5つのスローガン実現に向け結束

   当組合の上部団体である全国管工機材商業連合会(略称管機連・会長齋藤成八郎氏)の第48回通常総会は2010年6月15日に東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で開催された。
   正午〜午後1時40分が役員会、午後2時〜午後3時50分が通常総会、午後4時〜午後5時20分が講演会、午後5時30分〜午後6時50分が懇親会のスケジュールで行われた。
   齋藤会長は、業界を取り巻く経済環境が依然厳しいことを指摘し、「われわれの業界は地球温暖化防止、環境改善、住生活の安定について関連の深い業界であり、これから追い風が吹くことに希望を持ちたい。製販一体となって情報を密にして管機連のスローガンの実現めざして協力していきたい」とあいさつ。
   引き続き、議長団を選出して議事に入り、平成21年度事業・決算報告を承認し、当組合の安藤康雄理事長が22年度の事業計画と予算案の報告を行い、審議・決定された。
   議案審議のあと、各地区組合代表者による状況報告が行われた。各地区組合の活動状況や市場動向などが発表され、京都、神奈川はじめ各地方都市でも新設住宅着工が低調で景況感にかなり厳しいものがあることが判明した。また、千葉、静岡などで廉価販売が横行している状況も報告された。
   このあと催された講演会では、「誇りある日本をつくるために」と題して、自衛隊の元航空幕僚長・田母神俊一氏が講演を行った。講演会終了後には、来賓や賛助会員も合流して懇親会が行われ、先ごろ藍綬褒章を受章した一瀬克彦前副会長(当組合前理事長)に齋藤会長から記念品が手渡された。


******* 会員だより*******
 
 


三和鋼管且ミ長に藤井氏
   三和鋼管梶i組合員)の社長に藤井洋央氏が就任しました。前社長岸野勲氏は代表権のある会長に就任。


タカラ通商且ミ長に三上氏
   タカラ通商梶i組合員)の社長に三上幸男氏が就任しました。前社長桑山利純氏は代表権のない会長に就任。


潟iニワ社長に吉田邦廣氏
   潟iニワ(組合員)の社長に吉田邦廣男氏が就任しました。前社長吉田廣一郎氏は代表権のある会長に就任。


JFE継手且ミ長に安岡氏
   JFE継手梶i賛助会員)の社長に安岡秀憲氏が就任しました。


日立金属且ミ長に藤井氏
   日立金属梶i関西支店が賛助会員)の社長(代表執行役執行役社長)に藤井博行氏が就任しました。


日立バルブ且ミ長に四方氏
   日立バルブ梶i関西支店が賛助会員)の社長に四方賢氏が就任しました。


イノック鰍ニイノック製造鰍ェ合併
   イノック梶i賛助会員)とイノック製造鰍ェ合併し、イノック製造鰍ェ存続会社となりましたが、同社はイノック鰍ノ社名変更しました。イノック鰍ェ引き続き賛助会員となります。


潟mーリツ大阪支店長に澤本氏
   潟mーリツ大阪支店(賛助会員)の支店長に澤本宏明氏が就任しました。


潟シタケ大阪支店長に辻野氏
   潟シタケ大阪支店(賛助会員)の支店長に辻野博重氏が就任しました。


*******お知らせ*******
 
 

◇ ビアパーティ
   夏季恒例のビアパーティは7月14日午後6時20分から大阪市中央区のヴィアーレ大阪で開催します。詳細は別途連絡します。

◇ パソコン研修会
   パソコン研修会は9月と10月に計6回実施します。今回はエクセル初級とエクセル中級コースです。

◇ 組合ホームページ刷新
   組合ホームページは大幅にリニューアルしました。どうぞご活用ください。ホームページ管理会社のオーシーシー情報センターが会員各社を巡回訪問し情報提供促進を呼びかけています。

○ 新組合員
   イシグロ椛蜊緕x店
         支店長  松倉 義人
   大阪市中央区南本町1−7−15明治安田生命堺筋本町ビル
   TEL 050-2016−1035   FAX 06−4705−5270

   梶村産業
         社長  竹田 紀代子
   大阪市北区大淀中1−18−2
   TEL 06−6453−0773   FAX 06−6453−4030

   鞄V商
         社長  岡本 芳明
   大阪市西区南堀江4−11−4
   TEL 06−6534−4001   FAX 06−6534−4010

○ 新賛助会員
   アスコット
         社長  森井 義雄
   大阪市中央区大手町1−4−10大手町フタバビル6F
   TEL 06−6944−9211   FAX 06−6944−3233


大阪管工機材商業協同組合
〒550-0012 大阪市西区立売堀4丁目5番1号
電話 06-6531-6385  FAX 06-6536-6525